夏休み監督賞をねらう4年生

夏休み練習5回目。
今日も参加者21名と出席率は高く、熱心に練習をしてくれる子供達です。
それに合わせて、1日3時間体育館にいる私自身の体調も、明らかに良くなっていると感じます。私自身が頑張りすぎて怪我をすると、学校全体に迷惑がかかってしまうので 、激しく動かないようにセーブはしているのですが、それにしても休む間もなく球出しを続けているわけですから、かなりの運動量にはなっています。長年の教員生活のほとんどを、今のようなリズムで働いてきた私ですから、毎日小学生バレーボールを指導していることで、より良い生活リズムになっていることは間違いありません。

さて、夏休み前に、夏休み21回の練習のうち出席率 3位までに「夏休み監督賞」を出すと子供達には言ってあります。今日は私の所に4年生のW君が直接話しにきました。

W「先生、僕は今のところ夏休みの練習休みは0回ですよね。」
私「ああ、そうだよ。1回も休んでいないよ。頑張っているよね。」
W「 先生、1回も休まなければ監督賞をもらえるんですよね。」
私「 当たり前だ。1回も休まなければ間違いなく第1位だよ。100%監督賞になるね。」
W「僕はね、練習に全部出て、監督賞をとることを目標にしているんだ。」
私「それは素晴らしいことだ。頑張りなさい。 必ずあげるからね。」

このような会話があったわけです。

小学生のバレーボールというのは、とても難しいスポーツなので、中には自分には合っていないと感じてしまい、やめていく子も少なくはありません。そして子供達の中には、バレーボールの技術がなかなかうまくいかず、練習で苦しんでしまう子もいます。全員が全員、同じようにバレーボールを心から楽しめるということはなく、人それぞれとも言えます。
だからこそ、練習に出る別の目標をもたせる意味でも、練習を休まないで頑張れたという「夏休み監督賞」をいつも用意しています。
バレーボールが上手になれた子は、それで自分で満足できます。下の学年の子達は、体が小さいですから、高学年よりも技術の伸びは小さいことがほとんどです。だからこそ、人よりもたくさん練習に参加するということを励みにする子もいるはずです。
W 君のように、「この夏休みの練習に全部出る」と決めることは、本当に大切なことだと思っています。
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