初の交流試合に向けて

いよいよ夏本番といった暑さの中、クーラーの入った体育館は一段と快適です。もう28年間も小学生バレーボール指導者を続けていますが、こんなに涼しい夏の体育館は初めてです。大田区教育委員会に心から感謝します。

さて、夏休み中の猛烈練習を予告した1週間後の今日。子供たちのモチベーションは極めて高い感じで、家の都合で休んだ子が1人いただけの出席率でした。

保護者の方からも、
「子供が自分から、夏休みの目標をもって頑張ろうとしていることが嬉しいです。」
という内容のお声をいただいています。
それを聞いた私は、もっと嬉しいのです。これこそ教師冥利に尽きるということで、実は教室での授業で味わうことが難しい指導者体験なのです。指導者にとっては、指導することをやめられなくなる、中毒性のある子供たちのやる気なのです。

練習内容は、いつもとかなり変えました。というのも、来週の海の日に、私がお世話になってきた、他区の強豪チームとの合同練習をすることになったからです。
その区は、緊急事態宣言で、体育館使用が停止されてしまいました。大切な大会を目前に控え、体育館練習ができないことは致命的です。少しでもお力になれればと思い、うちに来てもらうことにしました。

練習試合をはれるほど、我がチームは技術が高まっていませんが、せっかくのチャンスなので、7人の6年生男女の混成チームでお相手したいと思い、今日は6年生の特訓をしました。
しっかりフォーメーションを組んで、レセプションからつなげる練習や、相手のスパイクに対するフォーメーション練習は初めて行いましたので、6年生たちは、これまでにないバレーボールの楽しさを感じられたのではないかと私は感じています。
頭脳明晰な女子の2人からは、「レフト、センター、ライトって、どこですか?」という素直な質問もあり、私も、(なるほどそうだよな、そこから教えないといけなかったな。)と、新鮮な感覚が湧きました。子供たちに、初心に返らせてもらったエピソードでした。

6年生は練習後、どうやら海の日の練習試合で勝つことを目標にしたようです。キャプテンが、「サーブで点を取れたら、もしかしたら勝てるかもしれません。」と、言っていたことが頼もしい。
私も子供たちも、こんなに早く、緊張感のある対外試合ができることが喜びになっています。
チャレンジの結果が、0-21だとしても、我がチームの子供たちには大きな経験となります。本当に楽しみです。


そうそう、もうひとつプレゼントがあります。
「矢口ジュニア」と名前の入ったニューバレーボールを12個、購入しました。
早ければ7月22日の練習試合に間に合います。
ボール代はかなりかかりますが、部員不足で解散してしまった私の前任チームである「辰巳ジャンプ」の保護者会が、「先生の次のチームのために使ってください。」と残してくださったお金で購入しています。ですから、大切に使ってもらいたいと思います。
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