今日も午前中の3時間練習。参加者は22名。 6年生の担任教員も1人参加してくれました。
今日は1学期の終業式の訓話でも話した「10000回の法則」を、あらてめて指導しました。
レシーブ練習にしても、トス練習にしても、スパイク練習やサーブ練習にしても、成功しても失敗してもいいから、10000回練習すると、次のステージに上がっていけるという指導です。
ここから書くことは、練習では指導していませんが、とても大事なことを書きます。
この10000回の法則のような話を聞いた時に、では実際に10000回まで行くためには、どうしたらいいのだろうかということを、自分自身で考える子供なのか。それとも、ただ10000回と聞いて、大変そうだなあ、なるほどなと聞いているだけで終わってしまう子供なのか。二つの大きな分かれ道になっているということです。
例えば一人アンダーハンドレシーブを今練習していますが、1日の練習で200回、一人でアンダーハンドを続けたとします。10000回まで行くには何日間の練習が必要でしょう。
10000回÷200回と考えていくことになります。そして答えは50日間です。
今のチームは、毎日練習しているわけではないので、50日間となると相当先の話になってしまいます。
しかしここで考えを変えて、1日の練習量 200回から500回に増やしたならば、10000回まで行くには、20日間の練習で良くなります。この夏休みは21日間の練習日を設けていますから、全て参加したとして、「毎回500本は練習するぞ」と自分自身で決めて練習に参加していれば、夏休みの間に10000回になります。ここまで行ければ 一歩上のステージに上っていくことができます。すき間の時間が惜しくなり、スキあらば練習という態度で取り組むはずです。
反対に、1日の目標回数を決めないで参加している子供は、おそらくただ練習しているだけで、高い目標意識がありませんから、無意識のうちに回数を減らして、楽をしようとすることは間違いありません。
全く同じ体育館で練習していても、自分で決めた目標があるのとないのとでは、 信じられないくらいに大きな差となって現れてきます。
以上のように物事を考えていくことが、成功法則なのです。
10000回というと、よく例として出される偉人に、トーマス・エジソンがあります。 エジソンは、9999回の失敗をすることで、その1回1回、それではダメだということが分かったため、失敗ではなく全て成功なのだと考えました。どれだけうまくいかなくても、成功するまで努力をし続けることで、 エジソンは様々な発明をし、努力の天才といわれるようになったわけです。スポーツも実は同じです。どの技術の練習も、まずは10000回を目標に続けてみることが大事です。