夏休み練習14回目。
参加者21名。
子供たちの健康管理について、夏休み後半の練習から、バレーボールの練習を開始するにあたり、学校に来る前の家で測った体温と、学校に着いてからすぐの受付時の体温と、2回測ることにしています。
夏休み前半と今では、新型コロナ感染のステージが、別の状況になってきたからです。これまで以上に健康管理に慎重になった方がよいと判断しました。子供たち自身が自分の身体感覚に頼らず、検温という客観的数値データで自己管理をする習慣、精度を高めるためにこうしています。
こちらから、「家での体温は何度?」と聞いてあげることで、検温の習慣が甘い子は、ハッとして、表情が変わります。子供によっては言い訳が始まります。それでよいのです。きっと(明日はしっかり測って来よう)と思うことでしょう。
元々、私の学校では、この感染症問題の発生時点から、「感染症対応をするのではなく、自己健康管理能力を高めるための教育を行う。自分の身は自分で守れるように、子供たちを育てる。」と教職員に徹底し、子供同士、お互いを守る意識を育ててきました。ですから、少しでも微熱があったら、自ら積極的に学校を休むように、子供もご家庭も判断をし続けてくださっています。
新学期を前にして、このバレーボールチームから、感染を出すわけにはいきませんから、夏休み後半は、家庭と学校でのダブルチェックで、自己管理を徹底していこうと思います。
バレーボールの練習は、はじめに少し難しい内容にはなりましたが、読書感想文の書き方について説明しました。今回の最大のポイントは、感想文を頭だけで考えないで、本で読んだことを、実際にやってみたり、誰かと話をしてみたりすると、エピソードになり、自分のこととして説得力ある文章を書けるということです。
「私はこのことについて、この夏休みに校長先生と話をしてみました。」なんていう文章を書けるチャンスでもあるよと、ヒントを出してもおきました。
ちなみに今日の資料は、2010年にこのブログに記録したものを使っています。20年間、ほぼ毎日、指導や研究を記録してきた財産は、こうして未来に使えます。未来の自分のために、日々、書き残す習慣をもつことを、私は強くおすすめします。
次にバレーボールの練習ですが、今日はスパイクジャンプ、スイングのフォーム試験を1時間以上かけて行いました。これ以降、これほど時間をかけて練習することはありません。時間のすきがあればスパイクの踏み込みやをいつも自主練習しているようになってほしいからです。歩いていてもできる練習です。意識高い子供でしたら、1日あればできるようにするでしょう。
練習時間のほとんどを読書感想文指導とスパイクジャンプ指導に費やしましたので、最後は6年生チームのレセプションフォーメーション練習を繰り返しました。下級生は反対コートで、サーブを打つ子と、6年生からきたボールをレシーブする練習。
まだまだ試合をできるような状態には達していません。夏休みに猛練習しているといっても、合計40時間程度しか練習していません。都大会に出るチームを指導していた頃は、初心者の段階から、最低でも月に40時間の練習をしていましたから、やっとそれに並んだ程度の夏休みではあるのです。
都大会出場を確実にねらった年のチームでは、お盆休みこそ一番練習できると言って、1日に6時間練習していました。技術を高めるためには、どうしても練習時間が多くないと伸び方がゆるくなります。