夏休み練習9回目。
参加者20名。
みんな真面目に練習参加しています。
「100回を目指せば50回なんて簡単だよね」
これは4年生のW君が言った言葉です。W君、ナイスな発言が多いですね。確かに目標は高い方が成長につながります。
この夏休みの練習パターンは、毎日同じ内容にしています。そうすると何が起こるのかというと、じわじわとレベルアップしていくのです。
これを「同一パターンのグレートアップ」と言います。
まったく同じことを繰り返すことによって、昨日の自分よりも今日の自分の方がより良くなっていく。そういうことをねらっています。
例えば、練習のスタートにしている「一人アンダーハンドレシーブ」ですが、今日は6年女子のH.Rさんが121回連続で続けることができました。昨日は50回できて喜んでいたのに、今日はまるで違うレベルに行きました。
まったく同じことを繰り返しているだけで、確実に伸びる結果につながりました。
バレーボールに限らず、勉強や、大人ならば仕事の速さも、この「同一パターンのグレートアップ」を意識すると、成長が加速します。
同じように練習しても、なかなか伸びない子もいます。その原因は、練習をやらされている意識が強いことです。自分自身で目標を立て、主体的に、どうしたらうまくできるのか試行錯誤しながら練習している子は伸びます。なかなかできない子の共通の課題は、何も考えていないことにあります。上手にできる子が、どうしてできるのか真似しようとも思わない心の課題が大きいのです。
日頃の生活態度にも、そういうことは現れているはずです。指示待ち人間ではなく、自分で目標を立てて、自分で挑戦していく態度を家庭でも育ててほしいと思います。
それが難しい場合は、どんなに苦しくても、体育館で私の訓練を受け続けさせると、徐々に成長はします。