かつての「急行りょうもう」東武1800系は、200・250系の登場と特急への格上げを機に一部が日光線急行用300・350系に改造され、最も新しい編成のみ団体用としてかつての赤い塗装のまま残っていますが、残りの一部は館林ローカル用に格下げ改造されて使用されています。その改造たるや、多くの座席を撤去したあとはロングシートを設けずガランドウ状態で、しかもデッキは1両一カ所のままという無理矢理さが目立ち、当初開いた口がふさがりませんでした (案の定佐野線の通学輸送では乗降に時間がかかっていますし……^^;)。それでも、早いもので4年が経ってみるとすっかり5050系と並ぶ館林ローカルの顔として馴染んでいるようです。しかし、今やそういう珍車の宝庫と言える館林地区も、次のダイヤ改正で8000系の3連ワンマン化改造車である800・850系の天下となることが決まっております。普段ほとんど注目が集まることがない (?) 館林ローカルですが、実は今は大激変の前夜であり、この1800系の命運も風前の灯火なのです……。
そんなわけで、佐野・小泉両線で粘って1800・5050系を撮りたいと思いつつもなかなかヒマがなかったのですが、昨日 (8/5) ちょっとした用事で加須まで出かけ、「特急りょうもう」から下車したところ……何と南栗橋に検査入場していたと思しき1800系が待避していました!! 忍ばせていたデジカメを大慌てで取り出し、館林へ戻って行く1800系を後追い撮影したのがこの1枚です。普段、1800系格下げ車を撮影できるのは佐野・小泉線といった単線区間のみで、複線区間での撮影は余程のことがない限りまずムリと思っていましたので、これは大変ラッキーな出来事でありました……(^^)。
ちなみに、加須から北千住に戻ったところ、何と目の前には改造を終えて就役間もない800・850系の6両編成による普通・竹ノ塚行 (973レ・18:48発) が! 1800系の敵役とは言え、モハ851-1の前パン姿 (但しこの日は6両編成の中間) に悩殺されてしまいました……(前パンに弱いもので ^^)。また、加須に行く前には武蔵野線で残り僅かな103系に遭遇!!! (31E) いやはや何とも、レアな車両・運用に立て続けに行き当たる一日でした (これで運を使い果たしていなければ良いのですが ^^;)