地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

江ノ電304F「チョコ電」最後の力走

2005-08-15 22:09:00 | 地方民鉄 (東海道)


 既にプレスリリースもなされ、至る所のHP・掲示板・ブログなどでも話題となっておりますが、江ノ電300形のうち304+354の2両が来月限りで老朽廃車となることが決まりました……(T_T)。そこで、来月4日から30日までは元の緑+クリーム塗装に戻してさよなら運転をするとのことで、現在の「チョコ電」塗装は今月29日限りで見納めとなります (=残りあと2週間)。
 そういう話を耳にしますと、近場に住んでいてかねてから散歩気分で300形を撮り続けて来た私としても、どうしても寂しさと「最後の日々の記録を早めにしておかなければ……」という気持ちで、思わず浮き足立ってしまいます。元々タンコロ一族として新造された時から数えて車齢74年ですし、台枠の異常をだましだまし走っているというウワサもあり、もう近いうちに廃車になるのは分かり切っていたことですが……(~_~)。
 そこで早速「チョコ電」としての最後の姿を撮りに行って来たのですが、何とも素晴らしいことに側面の広告ステッカーがはがしてあり (^o^)、うれしくなって思わず側面を強調したカットばかり撮ってしまいました。もっとも、家並みが立て込んでいて「引き」がない江ノ電沿線でこういう絵づくりをしようとしますと、必然的に広角側で撮らざるを得ませんし (シャッターを押すタイミングが0.1秒でもずれると、車体が一気に小さくなったり画面からはみ出たりするので大変です)、道路を挟んで撮る場合にはいつ車がカブるかも知れませんので、撮り終えるまで異常な緊張に襲われます (^^;)。それでも、猛烈な暑さの中、何とか最後の力走にふさわしいカットを量産して帰路につきました (帰宅後のビールの美味かったこと……^^)。

富士の裾野を行く (4) 魅惑の超古典電機・ED50

2005-08-15 01:00:00 | 貨物列車 (民鉄)


 いつの間にか2ヶ月前の話になってしまいましたが (爆)、岳南鉄道を訪問した際の話題はまだまだ続きます (^^;)。そこで今日ご紹介するのは、奇跡的に今日でも第一線で活躍する超古典電機・ED50です! この電気機関車、今はなき上田交通真田・傍陽線用として作られて以来、名鉄・岳南と渡り歩いて何と車齢は77年……! 他の私鉄に辛うじて残る超古典クラスの電機が、既にどれも工事用としてたまに動く程度であるのと比べますと、如何に幸運な車両かということがしみじみと感じられます……。
 ただ、基本的に岳南の主力電機は2両のED40でして、日常的にはED40のうち1両が吉原~比奈間の本線運用に入り、もう1両が比奈・岳南原田での入換を担当しますので、ED50が動くのはED40のうち1両が検査などで車庫に入っているときが中心になります。そういうわけで、ED50が稼働している姿を見るのは一見難しいのですが、個人的には意外としばしば活躍中のシーンを拝めています (^^)。この機関車はもちろんED40ほどのパワーはないのでしょうが,
恐らく機械周りの構造が簡単でいじりやすく、しかもそれなりに力強いからこそ重宝されているのかも知れません。