先日は何回かに分けて関鉄事情をご紹介しましたが、TX開業日ではなく消滅寸前の関鉄4連を撮影した日の午後、折角なので取手からさらに足を伸ばして勝田まで行き (普通列車で所要1時間半ですので、「足を伸ばして」という範囲を超えているような気もしますが ^^;)、久しぶりに茨城交通湊線に乗ってきました。
茨城交通といえば、元国鉄キハ20→水島臨海鉄道のキハ205や、元留萌鉄道・羽幌炭鉱鉄道の道産子キハ22タイプ車両 (キハ220形&キハ2000形) が在籍しており、もちろん最大のお目当てはこれらの車両でしたが……やはり夏なのでこれら非冷房車は当たり前のように車庫で検査&お休み中でした。冷房車であるキハ205もこの日は運用に入らず……(T_T)。もっぱら新潟トランシス製の新型軽快気動車・キハ3710形×2が那珂湊で交換するダイヤを組んで行ったり来たりしておりました。
ただ、茨城交通のオリジナル塗装は新潟トランシス軽快気動車との相性がなかなかよろしく、個人的には割と好感を持っておりますので、この際、稲穂が豊かに実りはじめた晩夏の風景とキハ3710の組み合わせを楽しんでしまおうと思いまして、中根駅に降り立ってみました。ここは朝夕に通学客が利用するほかは、普段恐らく撮影に訪れた「鉄」しか利用しないと思われる、実にのどか~な小駅でして、周囲には本当に見事な谷戸田が広がっています。列車が来ない間、ただ聞こえるのはカエルとセミの鳴き声だけ……(東水戸道路の高架橋さえなければ最高の情景ですが……)
折しも、頭上には今年ついにほとんど見かけなかった真っ青な空が見えまして、これにDCと田んぼをからめますと、青・白・緑のコントラストが実に鮮やかでまぶしい……。激しく吹き出る汗と闘いながらも、夏の終わりにふさわしい印象的なカットを撮ることが出来て大満足でした (^^)。