地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

江ノ電・冬晴れの一日 (2) 305F

2006-03-01 17:48:00 | 地方民鉄 (東海道)


 既に相当前の話になってしまいましたが (^^;)、先月末の江ノ電ぶらり訪問の際に撮影した続編です。今回の主役は、江ノ電の中でも個人的に圧倒的にお気に入りの305F! さる9月に全般検査上がりのピカピカな姿を扱った頃と比べますと、床下周りなどの汚れが増えておりますが、それはそれでまあ良い感じ……というわけで、大きな正面窓やバス窓を備えた優美な姿に惚れ惚れとしながら撮影散歩を楽しんだのでした (^_^)。
 多くの民家が建て込んだ中や道路脇を走る江ノ電の電車を撮るにあたって一番良いのは、腰越~江ノ島間の併用軌道や、極楽寺~稲村ヶ崎~七里ヶ浜~峰ヶ浜信号所あたりの道路脇ですが、こういったところでは頻繁に現れる車や歩行者がカブらないかと常にキモを冷やしながらの撮影が続きます。特に土曜休日など、その難しさは言葉に表しようがないほど (^^;)。
 今回は超ラッキーなことに、カブられることはなかったのですが (^^)。この季節にはもう一つの敵である電線や電柱の影が……。江ノ電をはじめ、電車を撮る際の宿命ともいうべきことですが、今回は車体に落ちた影が相当ヒサンなものでしたので、敢えてフォトショップのスタンプツールを用いて一部の影を消しております。これで金を稼いでいるわけではなく、あくまでも個人的な記録ということで、ご容赦を……(^^;
 とはいえ、真っ昼間から斜光線なこの季節は、台車周りにも十分な光が入りますので、その点は捨てがたいものがありますね。それでも、江ノ電を車両本位で一番撮りやすいのは、春から秋の薄曇りの日でしょうか……(海沿いの情景を中心に攻略するならもちろん晴天時ですが)。

 全く関係ありませんが、今春登場の新500形がついに極楽寺に搬入され、さっそく夜中に試運転も始めているようです。実際の営業運転シーンではどんな雰囲気になるか楽しみですが、それでもやっぱり今後も私にとって、江ノ電最大のスターは305Fであり続けることでしょう (^^