いつも当ブログをご覧頂きましてありがとうございます。おかげ様をもちまして、当ブログは4万ヒットを数えるに至りました。あくまで管理人が個人的に思い入れている鉄事情を放談しているに過ぎない、いわばお気楽な自由放送のような内容に過ぎませんが、これからもぼちぼちネタがあり次第更新につとめたいと思っております。
さて、先日ついに小田急から、9000形がダイヤ改正を控えた17日を最後に運用を離脱する旨のプレスリリースがありました……。3000形の増備ペースから言って、最後まで残っていた9401・9404・9407Fも多分ダイヤ改正前に全車離脱するだろうと予想していたのですが、やはりこの読みは間違っていなかったようです。9000形と言えば、この手の正面デザインを初めて導入することによって、その後の鉄道車両に革命的な影響を与えた車両ですが、それにもかかわらず引退直前まで正式な運用離脱に関するアナウンスがなされず、記念HMを掲げて走るのもたったの3日だけというのは、ちょっとあんまりではないか、という気がしなくもありません (-_-)。まあ、早めに正式告知をすると、特に最近の週末の東海道線のように、沿線は大変なことになってしまうことが明らかですので、2600系旧塗装復活のときに懲りた (?) 小田急としては、わざと離脱直前のアナウンスにしたのかも知れないなぁ、と思っています。
う~ん、果たして今日を含めたあと3日以内に、うまい具合に江ノ島線の運用に入ったところを撮影出来るのだろうか……。恐らくそういう人が多いでしょうから、5月のさよなら運転&唐木田公開撮影会は大変なことになりそうな予感がします (まあそこのところは、既に海老名での車庫公開でテキパキとした来客整理の経験値を高めている小田急ということで楽観視していますが)。
ちなみに、一応個人的には既に偶然に恵まれてお別れ乗車を済ませています。さる月曜の夜の帰宅時に思いがけずデハ9401に乗車し、さらに昨15日夜の帰宅時にも奇跡的にデハ9407に遭遇! そして「まさか壊れはしないだろうな」と思うほど猛烈なコンプレッサー音を立てながらの力走に感動の嵐でした……。自宅最寄り駅にて、高らかな走行音を響かせながら暗闇の中に消えて行く赤いテールライトを見送りつつ、小田急、いや日本の鉄道界における一つの時代をつくった電車がこうしてひっそりと去って行くのか……という感傷にひたったのでした (T_T)。
思い出せば、9000形は90年代初め頃まで千代田線直通運用の花形であり、千代田線内で遭遇すると営団6000系や国鉄103系1000番台→203系と比べて非常に明るい雰囲気を振りまきまくっていたのが印象的でした。音は国鉄・JR車ほどではないにしても盛大でしたが (^^;)。その代わり、江ノ島線のようなショボい路線に入線してくれることは余りなく、ごくたまに2400形や4000形に交じってやって来るのを見かけると「奇跡か??」と思ったものです (笑。ちなみに80年代の江ノ島線では2600形も珍しい部類でした……)。しかし月日は流れ……いつの間にか9000形も江ノ島線の主役のひとつとなり、残り少ない9000を確実に見たければ江ノ島線、というのが定番になって今日に至りました。上の画像のような小田原線急行としては、確率の問題ゆえになかなかやって来ませんでしたが (たまたま夕暮れ&相模川鉄橋との組み合わせが撮れて大はしゃぎ ^^)、江ノ島線では、今はなき9409Fをはじめ、少なくとも2~3本が走っていました。
何はともあれ、超花形としてもてはやされながら、やはり他の小田急通勤車両と同じように江ノ島線を中心とした運用 (?) で最後を迎えた9000形、本当にお疲れさまでした……。江ノ島線の真っ直ぐな線路をかっ飛ばす走行音をもう楽しめないと思うと、寂しいですね……。