地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

鶴見線・減る一方の大川行

2006-03-15 13:23:16 | 国鉄型車両


 私鉄電車の話題が続いておりますので、たまにはJRダイヤ改正に関連して、鶴見線ネタでも……(^^;
 最近は103系引退騒動でかなり殺気立っていたという鶴見線も、ふだんはあくまで沿線の事業所に通勤するサラリーマンや国道・鶴見小野あたりの住民を乗せての~んびり走っています。しかし、各企業の人員整理、さらには工場地帯自体の新陳代謝 (重厚長大な工場の老朽化→土地売却→別業種の進出) の進行にともない、あるいは路線バスの方が便利なエリアもあって、年々乗客数は減る一方のようです……。
 その最たるものが大川支線でしょうか。既に朝夕のみの運行になって久しいですが、この改正からは土日の運行が1日3往復になります。大都会の片隅にして、岩泉線と同じレベルの本数!!
 この数字だけを見れば「鉄」趣味的に見てさびしさもひとしおですが、大川地区への通勤客や、大川貨物を撮りにしばしば通っている鶴見線貨物「鉄」の立場から見てみますと、ほとんど全くと言って良いほど困らないのが実情……です (^^;)。何と言っても、大川には平日の場合ラッシュ時15分間隔、昼間30分間隔、土日朝夕20分間隔、昼間1時間間隔で川崎駅からの臨港バスがありますし、そもそも武蔵白石駅からのんびりダラダラ歩いても10分もあれば大川に着いてしまいます (笑)。
 そういうわけで、土日の列車は削減されるべくして大削減され、僅かに「終着駅目当て乗り鉄御用達列車」が細々と走る、ということなのでしょう。
 今回の画像はもちろん最新のものではなく、04年9月に撮影したものですが、この頃まではまだ他にほとんど誰も撮り鉄を見かけず、ホントにのんびりと撮影できたものです (^^)。何事もたくさん走っている間に記録に励んでおくのがベストですね。
 しかしその後、鶴見線でも大変な騒ぎになったのは周知の通りでして、もし弁天橋に1編成だけ残る103系がさよなら運転をしようものなら大変なことになるのでしょう (-_-)。この残り1編成には再起不能な故障が発生しているらしい、というウワサもネット上でまことしやかに語られているようで、私にもどうなることか全く分かりませんが……。でもまあ、もしさよなら運転が実施されるとしても、私はこれらの画像で大満足につきパスするつもりです。ガラ空きで閑散としているのが鶴見線103系の味わいの真骨頂だ!という佳き記憶を壊したくありませんので……。