地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

福井鉄道リニューアル目前!

2006-03-29 23:55:54 | 地方民鉄 (中京北陸)


 先ほど関西方面への出張&スーツ鉄から帰ってきました。撮り鉄の成果は大漁そのものですので (^o^)、これからぼちぼちご紹介して行きたいと思います~。
 それでもって、紹介する順序は何故か一番最後の訪問地から……(^^;)。このたび、廃線となった名鉄岐阜600Vの車両群が入線して、来る4月1日から既存の車両の大部分を置き換えることになった福井鉄道です! かねてから、既存車の最後の活躍と、福鉄新塗装をまとった岐阜600V車両が大挙して待機しているシーンの両方を眺めてみたいと思っていたのですが、遠路はるばる福井まで往復するまとまった時間がありませんでした。しかし、置き換え目前というタイミングと、出張最終日の予定が午前中で終わるというスケジュールがピタリと重なるという千載一遇のチャンスが! そこで、京都13:10発のサンダーバードに乗り、一路武生を目指しました。所要時間たったの1時間10分少々で運賃+料金が5000円近いというのは、あくまでワープ料と割り切って、気にしない、気にしない。
 武生で下車後、歩いて武生新駅に向かいますと、2面3線のうち2線に770形と800形を並べ、ノンステップでラクラク乗車!を強調するPR用ビデオ撮影をしていました。ふと気がきつくと、駅のホームが低く改造されており、既存の大型車は路面区間でもないのにステップを出して停車していました。
 そして西武生の車庫に向かいますと……いよいよ元岐阜600V車の営業開始を4日後に控え、先日市ノ坪から搬入されたばかりの880形が仕上げの整備を受けるため、秘宝・デキ3に牽引されて木造車庫の中に押し込まれるシーンに遭遇しました! いかんせん連結器の高さが全く違っているため、笑ってしまうほど非常に簡素な棒連結器 (?) とアダプターを組み合わせて、そろりそろりと庫内を移動していましたが、第二の車生を歩み始めたピカピカな880形と古典電機の組み合わせには思わず感激せずにはいられませんでした (^o^)。もちろん、珍で絵になる光景だからですが、何やらまるで、生き字引的な存在としてのデキ3が、まだ何も知らない新参者としての880形をエスコートしながら「ごらん、これが君の新しい車庫だよ……」と語りかけているかのような。
 非常に味のある80・120・140・300形が全廃されてしまうのは残念ですが、やはりこれも時代の流れということで、旧美濃町線880形と揖斐線780形が2大主力となる新しい福井鉄道を一ファンとしてこれからも訪ねてみたいな……と思ったのでした。