
ひたちなか海浜シリーズはまだありますが、少々気分転換、関西の話題です。
阪急嵐山線では長年 (?) にわたり、2300系4連×3が活躍を続けて来ましたが、ついに寄る年波に勝てず全車引退……(T_T)。それに代わって先月上旬から、かねてよりウワサの (?) 4連短縮化6300系×3が嵐山線用編成として就役し、古都の緑豊かな近郊で新たな活躍を始めました! もちろん、正面幕なし・提げサボの2309Fというシブ過ぎる役者の引退は惜しいことですが、後継車が私鉄非料金制優等車の白眉ともいえる6300系であるとなれば全ては許される!というわけで、先月の日帰り京都出張の際にさっそく嵐山線6300系の姿を楽しんでみました。
名鉄パノラマカー撮影のため犬山線・布袋まで往復したのち、「のぞみ」に乗って京都に到着~。その後は脇目もふらず市営地下鉄にGo! 四条烏丸で阪急京都線に乗り換え、桂に着いてみますと……うををっ! 本当にいました!4連化6300系! まだ改造後デヴューほやほやであるため、外観が非常に美しいことは言うまでもありませんが、内装も全面的に改められ、ツヤツヤ木目の化粧板と重厚なオリーブグリーンの転クロは、「最高に豪華な近郊電車・阪急嵐山線」という雰囲気を炸裂させていたのでした……。

そこでまずは、スロープを下って桂駅に到着するシーンを決めたのち、上桂・松尾でいろいろと撮影。せっかくふっくら豪華な転クロに腰掛けましても、僅か2~3分で下車するというのは何とももったいないことです (^^;)。さらに嵐山に着いてみますと、春の行楽シーズンの名物といえる嵐山直通臨時列車がデカいHMを取り付けて待機していましたので、発車シーンでの並びを撮影~♪
しかし、本来であればこういう長距離 (?) 運用は6300系こそ担うべきでは……と思うにつけ、ロングシートの7000系を横目に短距離運用に徹する6300系の姿には幾ばくかの哀愁を感じるのも確かです(実際には、京都線所属車両は車両限界の関係で神宝線に入線出来ないのですが)。
いっぽう、長距離運用をする=京都線でまだ現存する6300系はと言えば……トップナンバーの6350Fが、下回りピカピカの姿で特急運用に入っていたのを除けば、他に特急運用に入っているところを見かけませんでした。6354Fは↑の画像の通り、左右の幕が非常時の状態ですし (まさか廃車待ち……?-_-;)、虎の子・6330Fも桂車庫の構内で休車札を掲げていました……(-_-;;)。 6350Fピカピカの真相はヨソ者にはよく分からないところですが、1編成だけ8連で動態保存ということでしたら嬉しいのですが……。あるいは、景気悪化で9300系導入計画が変更となり、延命することになったとか……? まぁいずれにしても、京都線での6300系の地位はいよいよ危機的になっていると思われます……。
それに伴い、最近の京都線特急は9300系をはじめとする3扉車の天下となりつつありますが、9300系でなければてっきり8300・7300系といった新しめどころを使うのだろうと思っていました。しかし、桂駅で衝撃の光景を目にして以来、3扉車のカオス状態もそれなりに撮っておかないと……と写欲をかき立てられております。「続きを読む」からどうぞ~。

デカ幕&前パン5300系の特急!! (*^^*) こんな運用があるのですなぁ……。烏丸から乗ってきた準急の後続でイキナリやって来て、完全に悩殺されまくり。慌ててカメラを構えて辛うじて撮りました (爆)。