地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

ひたちなか海浜鉄道1周年 (4) 2005先頭編

2009-05-10 10:58:00 | 地方民鉄 (関東北東部)


 少々間が開いてしまいましたが、短期集中でアップしたひたちなか海浜鉄道1周年特集は今回が最終回……このたびの訪問で秘かに最も期待していた、茨交色旧型DCの先頭シーンです! もちろん、茨交改めひたちなか湊鉄道線で趣味的に最も注目を集めているのは国鉄色再現塗装DCでありますが、個人的には茨交色も気になる存在ではありました。しかし、おいそれと勝田まで足を伸ばすわけには行かない中では、自ずと国鉄色運行日を優先しての訪問が中心となり (^^;)、結局茨交色は那珂湊で昼寝中のシーンを除けば一度も撮ったことがなかったのでした……(^^;;)。
 しかし今回は直前になって、公式HPにて「スカ色キハ222不調・茨交色キハ2005代走」が予告されまして、俄かに茨交色旧型DCの撮影チャンス到来! 既にスカ色と準急色は先頭シーンを撮っているので、願わくばキハ2005が3重連の先頭に立ってくれよ……と思っていたところ、果たせるかな、勝田側の先頭に! (*^O^*) そこで、中根界隈でキハ2005に対して最も順光になる午後、露出・ピント・フレーミングに細心の注意を払い……名物のケヤキの大樹を過ぎて力強く登って来るところを見事完璧に激写!!v(^-^)v



 ちなみに、キハ2005以下3連につきましては、昼頃に阿字ヶ浦まで往復した際にもバッチリ記録しました。まずは那珂湊のケハの車内 (台車はないので、現在は車両というよりもオブジェか……) にてお会いした「さすらいの8143」さんとキハ2005に乗車しまして、平磯前後の連続勾配で絶好調の唸りを上げるDMH17サウンドを鑑賞……。阿字ヶ浦到着後は速攻で駅南側の踏切を回り込み、かつて阿字ヶ浦が上野からの海水浴臨(急行あじがうら)などで賑わった頃を辛うじて彷彿とさせるような3連停車シーンを激写しまくったのでした……! 欲を言えば、もう少し光線が斜光線気味となり、側面にも回っていれば良かったのですが、それを待っていると1枚目の画像は撮影出来ないわけで、まぁ致し方のないところです。
 こんな感じで今年も楽しむことが出来た湊線の旧型DC3連……。しかし今後、恐らくそう遠くないうちに、キハ3710の増備または3セク他社からの軽快DC購入 (?) による旧型DC (とくに非冷房車) の置き換えが表面化することでしょう (JREからキハ40を購入するという可能性はないよなぁ……。やたらと重いし ^^;)。そうなれば、冷房車で辛うじて状態が良いキハ205の単行だけでも十分涙モノとなる日が来るでしょう。あるいは、仮にもうしばらく旧型DCが残るとしても、茨交色はたぶん遅かれ早かれ消えるわけで (たとえ茨交が49%を出資しているとしても、路線イメージの独自性を打ち出すためにやはり塗り替えるのではないかと個人的に予想)、今回のような茨交色先頭シーンは拝めなくなる可能性が大。というわけで、本当に貴重なシーンを楽しむことが出来たなぁ……という余韻に浸っております。
 ちなみに新塗装の予想・妄想ですが、会社シンボルカラーのオレンジと、国営ひたちなか海浜公園名物として人気急上昇中にして、阿字ヶ浦からのシャトルバスも大好評ということで、ひたちなか線の利用客増にも大いに貢献しているという花・ネモフィラのブルーを組み合わせたものになるのではないか……と (^^;)。まあどのような色になるにせよ、近年の鉄道車両新塗装きっての名作だと個人的に思っているえち鉄の塗装と肩を並べるような、シンプルで美しく、かつ路線の特徴を表現したものになってくれれば、撮り鉄としては嬉しいなぁ……と期待しています。