長電2000系の復活旧塗装、もちろん林檎は最高に楽しみだったのでありますが、地味でシブい旧型電車から趣味の世界に入った私にとっては、登場時の茶色に塗られたA編成もまた佳し……(*^O^*)。2000系がこの塗装だった当時、私は未だ生まれておりませんので、「懐かしの……」というとウソになりますが (笑)、とにかくグッと趣味のツボにハマれば何でも好ましいわけです。
というわけで、新緑に包まれた上り勾配をゆく編成美を完璧に捉えるべく、辺り一面に咲き乱れる林檎の花を愛でながら待つことしばし……。こういうときにビールとつまみを用意すれば最高の花見となるはずですが、酔えば撮影の集中力が落ちますので、そうするわけにも行かないのは少々ツラいですね (^^;)。ともあれ、目論見通りにダークブラウンの車体と新緑の調和をものにしてガッツポーズ!(笑)
いっぽう、麓では遅い春を満喫するかのように菜の花が咲き乱れていましたので、落ち着いた艶光りを放つA編成と春の華やぎの組み合わせをテーマとして激写! 冬の寒さの中でこんなカットを振り返ってみますと、あと4~5ヶ月後に迫った信濃路の春が改めて待ち遠しいですね(^O^)。
しかし、そんな2000系の復活旧塗装も、既に塗り変わってからそれなりの時間が経っているわけで、登場から半世紀を経た車両がこのような塗装になるということは、そのままダイレクトに「廃車時期近し」を意味している以上、そろそろ引退の時期を念頭に置かなければならないのかも知れません。とくに、新村山橋が完成し、長電自身がその恩恵に与る反面、道路も非常に便利になった結果、利用客が今後いっそうクルマに流れる可能性もあるわけで(村山や須坂の駅前の大型商業施設が撤退し、とくに村山駅が無人となったのも、村山橋の利便向上→長野中心部への商圏集中ということが大きな背景にあるのかも知れません)、長電としてもいつまでも稼ぎ頭 (?) のB特急に明らかに古い2000系を投入し続ける訳にも行かないのでしょう。というわけで、そう遠くない将来(検査期限から言って遅くとも1~2年後)に引退宣言がなされることを前提に、また改めて撮りに行かなければ……と思っているのですが、同情するならヒマをくれ……(元ネタ古っ! ^^;)。