地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東急恩田通信・1310+1011改造終了編

2009-12-26 00:01:00 | 大手民鉄 (東急)


 先日、伊賀鉄道に移った1000系改め200系の御披露目が行われ、忍者ラッピングや武家屋敷風内装とともに目出度く営業運転を始めたとのことですが、柄物ラッピング党ではない私から見ますと……本音としてはやはりラッピングは微妙……。まぁ、既存忍者編成と同じような「メーテル様に通じる松○零○流し目系」であれば許せるかなぁということで、モロに世代がバレバレですね (汗)。むしろ伊賀200系で注目すべきは、何と言っても電動車のWパンタ化、しかも前後で大きさが異なるデコボコぶりでしょうか……(*^^*)。そして今後の楽しみは、果たして標準色がどうなるのかということ。まさか全編成を「忍者」や「名○コンサル○ント」に染め上げるわけでもないでしょう。出来ればここは一つ、近鉄マルーンの帯を締めて頂きたいものだと思うのですが、あ~とにかくハラハラドキドキですね (^^;)。とくに、次の伊賀向け車両と思われる1310+1011は、1000系の中でもレアな中央貫通扉ですので、なおさら「この編成にはラッピングではなくまともな帯を巻いて欲しい」という思いが募ります……。



 そんな1310+1011、これまでは長らくテクノシステムのシャッターの奥に隠されて、どのような状況であるか窺い知ることは出来ない状態が続きました。最近は何度訪れても変化の兆候を感じ取ることが出来ず空振りばかり……。しかし、リンク頂いております「弐自宅Explorer」さんによりますと、このたびついに特修場内から引っ張り出されて来たとのこと! そこで、こどもの国線の本線を横切って工場本屋内に取り込まれてしまう前の貴重な機会を逃すべきではない!と思いまして、怪社に午後から出勤する前に少々寄り道してみました。
 例によって長津田からこどもの国線に乗り、県道の踏切を通過して長津田工場ゾーンに突入しますと……をっいたいた! 2003年から長らく休車状態にあった2両だけに、車体にこびりついた汚れは未だに哀れを誘いますが、ピカピカな屋根やスカート、それに京阪9000系のロングシート化に伴う余剰品を活用したというクロスシートなど、新たな旅立ちに備えた姿も整えられています。それはまさに、東急でも伊賀でもない過渡期の状態……(中央貫通扉以外、伊賀201Fと全く同じ様式ですので、これで伊賀行き確定と言って良いでしょう)。個人的にグッときたのは、中央貫通姿と前パンの組み合わせが最高に濃いぃ雰囲気を放っている点でして、今後の伊賀訪問時の個人的超大当たり編成誕生!という感じです (*^O^*)。なお、車内は取りあえずクロスシート以外東急時代と変わらないように見えました。
 こんな感じで再び姿を現した1310+1011……。東急での実働期間は車両計画の変更により僅か13年で、東急史上恐らく最も薄幸な車両のひとつであるだけに、伊賀では出来るだけ長生きして欲しい……と思うばかりです。