地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

江ノ電1000形30周年の宴 (3) 至高の競演

2009-12-15 17:02:00 | 地方民鉄 (東海道)


 極楽寺と晴天の組み合わせといえば激しい影……。そんなことを改めて強烈に思い知らされた今回の撮影会ではありましたが、勿論撮りようによっては最高のカットを手にすることが出来たことは言うまでもありません。そこで個人的に「よっしゃ!」と思ったのは、ちょうどデハ1001・1501の両車のマスクからキレイに影が消えていた12時前後の約1時間ほどの光線状態♪ 「嵐電号」1502Fが加わっておらず、2編成の復活塗装車だけの撮影会であるとすれば、全く以て文句のつけようもない状態です(*^^*)。しかもこの時間帯はイベント自体が一時的に中だるみ状態で、昼食時だけに手前と出入口との間を行き交う来客が少なく、バックに誰を入れることもなく記録可能だったのがサイコー!でした (笑)。



 それにしてもこの並び……まさに時計の針が23年遡ったとしか言いようのないものでした。開場で先行発売されていた「登場30周年記念切符・兼・車両カタログ復刻版」をパラパラめくっておりますと、1000形登場時の所属全編成のイラストが掲載されており、これはこれで非常に貴重で思わず「うぉっ……懐かしい……」の連続でありますが、1979年末の時点で1000形が如何にそれまでの江ノ電離れしたブッチギリの最新型であったかということが改めてひしひしと伝わってきます。その約6年後「サンライン」も参入したことで、この間の江ノ電の変動ぶりが激しかったことも改めて思い出される次第……。まぁ当時は「マジかよ……」と文句タラタラだった私ではありますが(^^;)、今や全てを赦し、こうして極楽寺でタイムスリップを楽しんでいるという……。
 来年は江ノ電全線開業100周年ということで、さらに隠し球として熱い企画が用意されているのではないかと予想しておりますが、305Fの寿命が少しずつ近づいていると思われるだけに、これからは1000系列をポスターなどの前面に押し出す動きも強まって行くことでしょう。とりあえず、新車かと思うような状態を今も維持していることを考えれば、あと30年は余裕でイケるな、と踏んでいるのですが、釣掛式駆動はややもすると改造を加えられてしまいそうで心配ですね……(汗)。というわけで、これからしばらくの間、1000系列はいろいろな意味で旬であり続けることでしょう。
 最後に、素晴らしいイベントを開催して下さった江ノ電関係者の皆様に、この場ながら心よりお礼申し上げます m(_ _)m