地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

江ノ電1000形30周年の宴 (2) 陽光と嵐電

2009-12-13 08:34:00 | 地方民鉄 (東海道)


 昨日の極楽寺撮影会は壮絶なまでのドピーカンに見舞われましたが、一夜明けた相州の本日の天気は絶妙この上ない曇り……。はぁ……昨日と今日の天気が入れ替わっていれば……と嘆かわしく、思わず空に向かって怨みを発したくなるというものです(爆)。それほど冬至間際のドピーカンな日の極楽寺は凶悪な撮影条件の下にあり、とくに午前中など、十分に日が当たっている1001Fと、検修庫の影になっている「嵐電号」1502Fとの光量差は、カメラ内蔵の露出計で8倍ほど……(絶句)。リバーサルフィルムであれば救いようのないレベルであり、明暗差に強いデジタル一眼で撮ったとしても、余りの落差に思わず「こんなの失敗じゃ!」と消去しまくりなほど……(-_-;)。
 というわけで、最も日陰の位置に留置された「嵐電号」は、誠に遺憾ながら「とてもメインの被写体とは言えず、おまけで停まっているに過ぎない」存在となってしまっておりました(号泣)。



 しかし、そこで全く撮らずに諦めるのも面白くありませんので、「嵐電号」の全体だけでなく「サンライン」1501Fのほとんども影の中にあった時間帯(午前10時半頃まで)のうちに、これらの編成の並びをパパッと記録しておくべく、露出計やモニタ画面とにらめっこ……(笑)。ちょうど折良く、小さな雲の切れ端が太陽をしばし隠すひとときもありまして、「影が柔らかくなった!チャンス!」とばかりにササッと撮った次第です。
 うーん。それでもやはり背後との明暗差は如何ともし難いものがありますね。それでもEOS 5D MⅡのハイライト諧調重視モードで撮っているからこそ、背後が完全にスッ飛ぶこともなく青空の色も出ているということで……こんなこともあろうかと思い、本務機をEOS 5D MⅡにしておいて良かったです♪
 もっとも、「嵐電号」と「サンライン」の並びはこれが最初で最後ではなく、晴れならば午後の峰ヶ原信号所で、曇りならば長谷や江ノ島で狙えば良いわけですが、いずれも藤沢方に連結されていること、ならびに巧くこれらの駅・信号所で交換することが条件となりますので、やはり偶然に左右されますかね~。