最近の小田急車両をめぐる動きとして、4000形の新造や3000形10両固定編成 (3090番台) の登場による5000・5200形の激減に注目せずにはいられませんが、一方で地味に8000形のVVVF化が進んだ結果、今や直流モーターで残る通勤車は5000・5200の4連5本、ならびに8000形6連2本・4連数本のみ……(-_-;)。このうち8000形6連2本 (8251・8255F) は、8000形の中でも最初に更新を受けたため、期せずして小田急通勤車最後の直流モーター車となりそうな気配も感じられます。
そんな8000形、最近はなるべく異形式どうしの混結はしないという方針でもあるのでしょうか、4+6の10連を組んでいることが多いように思われ、6連単独で江ノ島線内急行・各停に入っているのを見かける機会はだいぶ減ったような気がしております (その代わりに江ノ島線は3000形6連の巣窟に←性能は素晴らしいと思いますがデザインが……-_-;;)。というわけで、江ノ島線内で単純に8000・6連を眼にするだけでも「ををっ!」と思う中、直流モーターのトップナンバー・8251Fが単独でやって来ようものならフィーバーですね♪
しかし小田急の編成数は星の数ほど (?) あるわけで、特定の編成を狙っても来るはずもなく、全ての出逢いは偶然の産物……と考えるより他にありません。それでも、ごく稀に強烈な強運が作用し、撮りたい編成に一発で遭遇できることもあるものです。昨日の昼下がり、自宅でたまっていた仕事をする傍ら、気分転換で (^^;) 近所の模型屋に出かけたのですが、ふと虫の知らせがしまして (笑) ついでにカメラを持参することに。そして何とな~く (^^;;) 線路脇で赤鉢巻ズームレンズを構えて待つこと数分……何と一発目で8251Fの単独6連が来たではありませんか!! しかも土曜休日ダイヤ限定・1時間間隔の6連急行藤沢行!! (*^^*)
江ノ島線の日中の急行は、本来の速達の役目を湘南急行→快速急行に譲って久しく、最近では主に南林間&長後民の慰撫用 (爆) 及び「多少速めな線内ローカル」という雰囲気で走っているような印象ですが、それだけに震災直後の節電ダイヤでは不要不急列車としてバッサリと削られたものです。5月からは再び復活し、とくに土曜休日は6連単独で飛ばしていますが、夏の電力事情逼迫次第でいつ再び削られるか見当もつかず……。そんな、何となく哀愁すら漂う列車に8251Fが入るとは、如何にも濃いぃ話……。しかも待たずに撮れてしまうとは (笑)。
というわけで、大満足気分で一旦模型屋に行き、大量入荷した中古ジャンク車両を漁ったのち「そろそろ戻って来るかな……」ということで線路脇に戻ったところ、8251Fは無難に (?) 各停町田行で戻って来ました。下りも上りも似たようなライティングで撮影出来たのは、梅雨時の曇り空のたまもの (?) でしょうか……。
8251Fと同じく直流モーターのままの8255Fが続行! 何という偶然……。