東急池多摩線用として2007年の末に鳴り物入りで登場した新7000系は、一応「走るんです」の一族ということで、ギンギラギンにさりげない昭和のコルゲート車を酷愛する立場からみて憎まれ役であることは否めませんが、いっぽうで往年の青ガエルの再来を思わせる風貌であることから、一部のオッサン鉄 (そんな用語はあるのか? ^^;) のあいだでウケていなくもないという不思議な存在です。そんな新7000系、一気に増えて7600・7700系を放逐してしまうのかと思いきや……JAL再建問題や副都心線対応最優先のため、田都新5000と同様に増備が後回し気味となり、去年と一昨年は確か毎年1編成3両のみ新造されるという状況が続いています。そして今年も、先月発表された2011年度設備投資計画によりますと、新7000系の新造は1編成3両のみ (汗)。
そこで先週、東急車両にて落成した7107Fが甲種輸送されたことにつきましては、ネット各所で伝えられ記憶に新しいところですが、既に6編成が営業運転している性能的に安定期に入った車両であり、車両保守担当者側の扱いも手慣れたものになっているためでしょうか、週末が明けた昨日には早くも試運転に突入しておりました。午前中で仕事が終わり、久しぶりに恩田に寄って長津田まで徒歩で帰って来たところ、ちょうど長津田駅に7107Fの試運転が到着し、しばし停車したのち中央林間方面へ走り去って行きましたので、すずかけ台にて待ち構えて撮影~。
それにしても、田都開通当時は青ガエルや7200系が4連で走っていたものの、その後ATC化によりデヤ以外の中型車は自力走行不可となりましたので、今こうして短い編成の新7000系が自力で試運転しているのを眼にしますと、何となく時計の針が逆転した心地がしますね (私だけ? ^^;)。緑の濃淡のラッピングも田都の風景とマッチしているようにも思われますし……そうだ、新5000をこの色にすれば良いのではないでしょうか?! (超爆 ^^;)
ちなみに、7107Fの登場により、池多摩線1000・7600・7700系の動向が気になるところですが、とくに恩田には7901Fが到着しており……その運命につきましては次回アップします。