首都圏では夏の節電対策本番に向け、電車の運行本数を思い切り削る代わりに次第に駅や車内の照明削減が強化され、今月に入り小田急などでは車内の蛍光灯が1両当たり6本抜かれていますが、夏の暑さ次第で最終的には「1本おきに抜かれる」と予想……。とは言え、一層効果的に節電し目標の15%減を達成するのであれば、やはり照明を減らすよりも電動車の総走行距離を15%減らす方が効果的であるわけで、既に日中の2割減を決め込んでいる東急に続きJREも正午から夕方までの15%削減を表明し、恐らく他の首都圏民鉄も後に続くことになるのでしょう。
思うに、この趨勢は今後も長らく続くことになるわけで、首都圏に限らず原発が止まれば止まるほど他の地域も電車の日中間引きは一般的現象となって行くことでしょう。 というわけで、昨日は各主要紙のネット版にて、近鉄と阪急も夏場の日中節電対策に本腰を乗り出す旨が触れられていましたが、例えば阪急京都線の場合は日中の10分サイクルがキレイに出来上がっているようにも思われますので、夏場は通学生の数が減ることを見越してラッシュアワーも含めて8~7連を6連に減車することになったりして……(汗)。
とは言え、一日を通して常に混んでいる9300系の特急・快速急行を6連に減車しようものなら (「京とれいん」かよ……と ^^)、混雑は間違いなく激化しJRWとの競争上まずいということになりかねませんので、結局のところ準急・普通用という雰囲気が強い2300・3300・5300系から1編成当たり1ユニット抜かれて6連になると考えるのが無難でしょうか? 勿論、現時点では正式な発表の全貌は分からず、あくまで予想に過ぎませんが・・・。
う~む、ここまで考えてもやはり朝夕ラッシュ時との融通、そして列車種別に関係なくオールマイティーに車両を運用できるようにするということであれば、無難に午後は各種別15分間隔とするのでしょうか?? 少なくとも都営大江戸線のように、ダイヤそのものには一切メスを入れないまま機械的に30分に1本間引くため、6分間隔のところに突然12分の穴が開いてしまい、仕事中の移動で急いでいるときに運悪くそこにハマると思い切り時間の無駄になってしまう……ということにはならないよう祈念しております (汗)。
それにしても阪急3300・5300系、琴電に行かないものでしょうか? 京急では2両1ユニットを組める3~4扉車の廃車が1000形を最後に当面出なくなりそうですので……(京急800形3両1ユニットを改造するというのであれば、それはそれでオドロキですが)。この車体と京急ボディの競演を見てみたいもので……(^^;)。