地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

スカ色の旧型国電をのんびり作る (7) 流電2

2011-06-20 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 クモハ52……前面のヤスリ整形と金属パーツ付けで目玉ヘロヘロ (汗)。



 クモハ53007……苦心惨憺のパテ盛り&削り作業もようやく塗装目前! 



 いつの間に製作中の超珍車クモハユニ64000 (爆)。切り接ぎ地獄 (@o@)。



 も一つ出来心で製作中。17m車を車体延長した超珍車・クハ47011 (^^;

--------------------------------------------------
 GM板キットをシコシコと組み上げた戦前製スカ色2扉旧国を去る2月上旬に完成させ、その直後には勢いに乗ってスカ色旧国の第2弾として流電一族の製作に取りかかったものですが (^^;)、その後は多忙やら他の車種への浮気やらでいつの間に後回しとなってしまいました。いやその……クモハ52にせよクモハ53 007にせよ、とにかく慎重さを求められるヤスリ作業と金属パーツ付け作業の連続なもので、面倒な作業はついつい先送りにするというありがちなパターンをたどってしまいました (苦笑)。クモハ52の場合、そもそも板キットをそのまま接着するだけでは絶対に合わせ目が凸凹しまくりですし、そこでヤスリをかけるとどうしても手すりモールドの一部を切除する方が早い……。クモハ53 007の場合は、「各自工夫のこと」という殺し文句の下、何をどう頑張ってもパテ削り出し等の手段を講じて正面付近の屋根を作って行かなければなりませんので、自ずと時間と手間はかかります。そして個人的には、当初横着して運転席次位の窓としてサハ75の余りを流用したものの、「やっぱり窓がデカ過ぎる」と思い直し、結局クモハ52側面のバルクをゲットして切り接ぎする必要が生じたという……何とも間抜けな事情がございました (^^;;;;)。
 とは言え、とにかく一旦手がけた車両を脇目もふらず製作すれば、いくら後回し気味とはいってもそれなりに完成に近づくのも道理。何故約4ヶ月を経てもプライマー塗り直前の段階でとどまっているのかと申しますと……さらに「あんな車両もこんな車両も」と新たな切り接ぎに走ったためです (笑)。飯田線旧国史上現れた代表的珍車として、モハ30 (クモハ11 100番台) の事故車を車体延長することで誕生した超珍品なシロモノ・クハ47011及び、様々な土地を巡り歩いた末に最後の数年間を飯田線で過ごしたクモハユニ64000の製作も、何のかの言って同時進行となりました……(^^;;)。
 クハ47011は、単にGMモハ11 100番台の正面と屋根、そしてサハ48側面と付属のクハ47化用運転室扉パーツを組み合わせただけですが、屋根は不足分をまるまるパテ埋めしております。戦後の車体延長工事だけに、実車はリベットが全くなく、リベットを全部落とすのがちょいと面倒 (^^;
 いっぽうクモハユニ64は、GMの戦前型国電用インレタに車番が用意されていることもあって「んじゃ~究極の珍車を作って眺めますか!」と勢い込んだものの……どの板キットのどの部分を流用すれば良いのかという問題は誠に頭が痛いものでした (滝汗)。クハユニ56板キットから製作可能なノーシルヘッダー003~005と、シルヘッダーがある011・012およびクモハユニ64を比較しますと、扉間の窓の数が全く異なりますので、クハユニ56の素組みにパンタを載せればそのままクモハユニ64っぽくなるというものではなく……。そこで、『ガイドブック・最盛期の国鉄車両』に載っている実車設計図をジーッと睨みながら導き出した結論は……【クハユニ56板キット付属シルヘッダー付き正面+クモハユニ44の運転室から郵便室にかけての部分+クモハ51側面の一部+サハ48板キット付属運転室ドアパーツ+クハ55正面】という複雑怪奇極まりない組み合わせ! (@o@;;) 勿論、クモハユニ44とクモハ51の板キットを接合すると、窓の高さが微妙に合わないという問題もありますが……(滝汗)。何はさておき、慎重に切り接ぎを進め、クハユニ56用屋根を載せ (途中で切断しパテで延長した分だけ、側面の切り接ぎ能力の限界を露呈……)、パンタ廻りと屋根上配管を設置し (割ピン作業がツラい……@_@)、やっとこさそれっぽく見えるシロモノが形を成して来ました。
 何はともあれ、濃いぃ車両陣の製作がやっとここまでたどり着いたということで、今後はなるべくジトジトではない日を選んで塗装を進めて行きたいものですが、今年の梅雨はホントに梅雨らしい天候が続きますので、どうなることやら……。