地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

ことでん開業100周年 (4) 1080形4連!

2011-06-12 00:00:00 | 地方民鉄 (琴電)


 いろいろ話題が飛び、先月撮影したことでんの画像が後回しになっておりますので、個人的脳内鮮度が下がらないうちにレタッチ&アップしておかねば……(^^;)。
 さて、ことでん100周年を記念するHMは全ての編成に装着されているわけではなく、むしろ一部の編成に厳選して装着しているという印象を受けますが、とりあえず広告ラッピング車は装着の対象から外れているのは嬉しいことです♪ しかも私が訪れた際には、100周年HMを掲げ高松築港方に立つ標準塗装1087Fが、HMなし標準塗装1080形を仏生山方に従えた堂々の4両編成で現れ、余りの感動的編成美に思わず圧倒され悩殺されました……(*^O^*)。しかも華麗なるショウはそれだけでは終わらず、今度は1089Fも全く同様の編成美で登場!! (2枚目)



 いやはや……京急1000形分散冷房車の4連といえば、数年前まで辛うじて本線普通車や大師線でも見られ、車齢が新しい集中冷房車とは違ったゴツいクーラーや台車などが魅力的でありましたが、今こうして故郷を遠く離れた高松の地で塗装を改めつつも往年と同様の編成美を楽しむことが出来るとは!! しかも100周年記念HMつきであるということで、これはある意味で京急1000形分散冷房車の歴史の中でも一際輝けるシーンなのではないか?と個人的に悦に入っております (*^^*)。琴平線の車両は現在全て相互に混結可能であり、1200形の大部分の編成はもとより1080形・1100形にも見られる広告ラッピング車と組んだ4連も当然あり得る以上、標準塗装1080形4連が2本揃う可能性は確率的にみて決して高いとは言えませんので、自分自身の余りの強運ぶりに思わず当惑すら感じられたほどです (笑)。
 しかし……そんな1080形、考えてもみれば京急1000形のうち最古の部類に属する昭和34~35年製のグループが譲渡されているということで、実は600形改め1070形と余り変わらない車齢半世紀越えの御老体だったりします……。そして、1070形はここ数年来朝夕ラッシュ時のみの御隠居的運用がほとんどであるのに対し、1080形は終日運用に入る機会も多く、機器の老朽化は1070形以上に進んでいる可能性もあるわけで……。というわけで、今後の琴電の車両動向を考えるうえで、実は1080形からも眼が離せないのかも知れません……。