地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

節電ダイヤの田園都市線 (1) 6000系急行

2011-06-18 00:00:00 | 大手民鉄 (東急)


 一昨日は都内某所のインドネシア料理店にて、インドネシアをはじめアジア各国の鉄道事情に親しむ最高に濃いぃ宴が開催されました☆ Kucing様のコーディネイトによるこの宴会、毎度毎度専門的な語学力や人脈・フットワーク力をお持ちの皆様のお話に刺激を受けまくりですが、今回はとりわけ、ジャカルタ駐在生活を終えられて帰国された「JABOTABEK RAILNEWS」の管理人・Yopie様と初めてお会いし、現地の裏事情をいろいろ伺うことが出来ましたほか、例によって様々な国の様々な車両の現状や動向について突っ込んだ議論となりまして、いやはや、ビンタン・ビールの空き瓶が増えまくる増えまくる……(笑)。1年ぶりのジャカルタ再訪を控えた私にとりまして、実に舌と心にウレシイひとときとなったのでした♪ 毎度の名幹事・Kucing様ほか、ご参加の皆様どうもありがとうございました! m(^^)m
 というわけで、ジャカルタ→東急8000系列→東急……というつながりで、インドネシアとは関係ありませんが、にわかに田園都市線節電ダイヤの「目玉」として祭り上げられている6000系急行の画像をアップしてみることにしましょう~。



 政府からの電力消費削減要請に即して各社各様に展開されている目下の鉄道節電体制は、どうも来月以降一層強化されそうな勢いですが、何処をどう削りどんな列車を走らせるのか……を見るにつけ、各社がどんな部分を持て余し気味であるかを窺い知ることができます。あるいは、思い切って優等列車を削って延々と各駅停車乗車を強いる路線があるとすれば、鉄道会社はその路線について明確な競争相手がなく殿様商売に安住できていることを意味しているように思われます (爆)。
 では、田都はどうか……を考えてみますと、東急は明らかに殿様商売的な構え方なのだろうと思われます (-_-;)。何と言っても急行の日中30分間隔化は痛い……。しかし中央林間で競合する小田急江ノ島線の快速急行も所詮30分間隔ですし、かつての田都は快速が日中30分間隔運行だったこともあり、節電を大義名分にして田都急行は30分間隔で良いだろう?ということなのかも知れません。さらに穿った見方をしてみますと、震災直後はオール各停という期間が長く続いたことから、利用者は30分間隔の急行を恩恵として有り難く受け取ってもらいたい……とすら考えているのかも (-_-;;)。しかし、ビシバシ飛ばす15分間隔の急行の利便性こそ恩恵として慣れ親しんでいる利用者サイドからみますと、たまたま渋谷~中央林間全線待避なし各停に当たったときの落胆といったら……。勿論それが8500系であれば、8500系ヲタとしては納得も行きますが (笑)。
 おっと話題が横道に逸れましたが、やはりセレブなベッドタウンの路線という印象を保つ上で、さすがに東横線との格差がありすぎる貧弱な優等列車本数ではまずいと考えたのでしょうか、去る5月23日からの節電ダイヤでは、大井町線急行の30分間隔での復活がてら、溝の口から長津田までの延長運転が行われ、ニコタマ~長津田間で約15分間隔の急行運転が復活した勘定となっています。
 従来、6000系急行の田都線内日中運転は土曜休日の午前中2本に限られ、それが一転田都線内で白昼堂々離合する光景もにわかに見られるようになっているのは最高にマニアックかも知れません (5000系はアレだと思っている私も、何故か6000系は歌舞伎的雰囲気[?!]に惹かれて撮ってしまう……^^;)。とはいえ、渋谷方面からの各停とはニコタマで連絡せず、長津田でも中央林間行各停に連絡せず……(-_-メ)。このためか、田都線内での6000系急行は眼にするたび常に空いており、単に急行15分間隔運転のアリバイづくりのために走っているに過ぎない列車なのではないか?とすら思えます (鬱爆)。
 というわけで、7月以降田園都市線の土曜休日ダイヤが通常ダイヤに復帰 (+朝方増発) するのは誠に目出度い限りですが (大井町線は全てニコタマ止まりに)、平日ダイヤにつきましても6000系の日中田都直通急行はお試し&ヲタへのネタ提供程度でなるべく早めに終了して頂き (とりあえず私は撮って楽しませて頂きましたので ^^;)、田都本来のルートでの急行・準急各30分間隔運転にしてくれ……と思っている次第。果たして暗中模索の節電ダイヤ、今後はどうなって行くのでしょうか……?