地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

第三ジャカルタ炎鉄録 (16) 東葉1060F

2011-09-26 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 昨年夏の時点で三者三様の姿へと変わっていたジャカルタの東葉1000系のうち、1060Fにつきましては黄緑をベースに黄色を添えた配色が個人的に大いにお気に入りでありまして、東西線&東葉高速での現役時代は一枚も撮ったことがないというのに (^^;) ジャカルタではこの編成が来ると思わずカメラを握る手に力が入ったものです (笑)。しかし残念ながら、黄緑顔も昨年の秋~冬頃の検査によって剥がされてしまい、基本的には1080Fと同じ青+黄(黄色額縁顔)の配色となりました。しかしよく見ますと……正面の黄色部分には何と!インドネシアの伝統的な工芸品であるバティック(蝋を使った染め物)の模様が入っているという……(@o@)。



 こういう細かい芸当は、車両のカラーリングを塗装や単純なラインテープに頼っていた時代ではまず有り得ないと思われるわけでして、高精度な印刷を車体外装用のフィルムにも施すことが出来るようになり、かつ猛烈な経済発展が続くインドネシアでもお手軽にそのようなワザを選択出来るようになったことの現れなのでしょうなぁ~(あ、私はこの手の装飾技術に関しては無知に等しいですので、不正確の点はスミマセン ^^;;)。私は鉄道車両に細かくコテコテした模様を入れることにつきましては余り好みではないのですが(Simple is the Bestということで……^^;)、まぁとりあえずこの模様は全体のデザインとほどよく調和しているので良しとしましょう (笑……とゆーか、最近は「○トーカでなければ大体許せる」とゆー心境ですので。あ、でも加古川線103系のようなワイコーなデザインも勘弁。爆)。
 いっぽう、インドネシアの神鳥「ガルーダ」を連想させる東葉高速の社紋はこの編成でも温存されており……余程現地の関係者に気に入られていることが見て取れます。もうこの際、KCJの社紋を東葉高速のそれに近似したデザインに変更すれば良いのではないか……と (^^;)。