地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

湖西線・国鉄型の夏 (1) 113系湘南色

2011-09-28 00:00:00 | 国鉄型車両


 先日、幕張所属のスカ色113系が横須賀線と総武線にて相次いでさよなら団臨として走行し、JR東日本における113系の長く偉大な歴史が幕を閉じましたが、私はここのところ諸事情により最後の姿を撮りに行くことは叶わず、生まれた頃からずっと東海道・横須賀線113系に慣れ親しんだ者として、心の中でそっと「長年の大活躍お疲れ様・・・」と念じるのみでした。まぁ、個人的にはもともとヲタ殺到の廃車前イベント運転は興冷めなところがありまして(とくに最近のJR車両のさよなら運転における諸醜聞にはドン引き)、最近さよなら運転への参加は近場の私鉄車両に限定していましたし、既に多数走っているうちに走行写真も長距離乗車も済ませておいたから良いか……と自分に言い聞かせるのみです (苦笑)。
 それにそもそも、113系はJREで消えてもJRWではまだまだ現役!! 勿論、阪和~紀勢線や山陰線など数を減らした路線もありますが、たとえば湖西・草津線は最後の牙城として鉄壁の113系王国を形作っていますし (117系や223系もありますが)、しかも目下抹茶色への移行過程につき実にカヲスな世界が展開されています♪



 というわけで、これから複数回に分けて、去る7月の関西出張のついでに撮影した湖西線113系の画像をアップしてみましょう。撮影当日はとにかく猛暑でしたが、2ヶ月以上経って秋の夜風が涼しく、季節の巡りの早さをかみしめつつ……(冷汗)。
 まずは「みんな大好き」(?) 湘南色。JRW113系の現役車両は体質改善工事を受けカフェオレ色に塗り替えられた車両が多く、体質改善工事未施工で湘南色のまま残る車両はもともと割と貴重でしたが、それでも湖西・草津線ともども訪れれば少なくとも1本は運用に入っていたような……気がします (^^;)。しかし、周知の通り京都所属の113系でも単色化=抹茶色化が始まり、塗装変更はとくに湘南色の車両から着手されている(ような気が。→あやふやな認識ばかりですみません ^^;;)ことから、ここに来て急激に湘南色との遭遇確率が低下してしまいました。広島に配置換えとなった車両がどの程度湘南色を保っているかにつきましては、約3年広島エリアと御無沙汰ですのでよく分かりませんが、京都での湘南色激減ということは……何気に湘南色113系が風前の灯火であることを意味するではありませんか! 一応、京都の113系700番台あらため5700番台は、正面窓の支持素材変更・ドアスイッチの設置・モハ112のダブルパンタ化など、原形と比べて手が加えられていますが、全体的な雰囲気はあくまで登場時のそれを保っているのも事実。そんな京都の湘南色113系を、消滅間際 (?) だというのにたった1人で超まったりと撮影出来たのは最高にラッキーでした……☆ 貴重な国鉄型車両の撮影も、私鉄での日常の撮影と同じく、のんびり・まったり・しみじみとやりたいものです……(^^;)。