昨年末も押し迫った30日から、上大岡・京急百貨店では鉄道フェアが開催されており、その客寄せアイテムとして鉄コレ京急1000形非冷房車が発売されました!
周知の通り、既に1000形は一昨年に引退していますが、さらにデトの界磁チョッパ化・保安機器改造の終了に伴いクトが余剰になったことから、牽引車役として残っていた1351+1356も昨年2月末を以て完全に運行を終了しましたので、実は昨年は知る人ぞ知る京急1000形の歴史終焉の年であります。今考えてみれば、そのタイミングは3.11の僅か約半月前のことであり、あの大震災以来明らかに日本は別の国になったことからして、つくづく京急1000形はある意味で日本の良き時代を最も象徴する車両だったのだなぁ……と思わずにはいられません。そこで、そんな年の暮れに、他でもない1000形が日の出の勢いで増えていった当時を彷彿とさせる非冷房モデルが発売されるということで、思わず私の心は熱くなり、30日の朝は小田急と横浜市営地下鉄を乗り継いで勇躍上大岡に向かったのでした。
とりあえず、昨年の発売日における凄まじい長蛇の列が年頭にあったことから、上大岡には朝8時過ぎに着くようにしたのですが、あらら?即売会場の先客は約70~80名程度で超余裕……。うーむ、非冷房時代を知る世代は基本的にオッサンですので、自ずとパッと見の平均年齢も相当高く (^^;)、明らかに人気は昨年ほどではないという……。それでも、9時を過ぎると来客が増え始め、9時半以降はエレベータが着く度にドッと客が吐き出されて一気に長蛇の列に! そこらへんはさすが京急1000形といったところでしょうか。そして9時55分からいよいよ発売開始! 私も目出度く4個+予備1個を購入し、特製ヲタ紙袋を頂いたのでした (笑)。
その後は、京急か東急あたりで撮り鉄をするべく一応撮影道具一式を背負っていたのですが、やはり荷物が多いうえに、一刻も早くN化したいという衝動が湧き上がってきたことから、横浜で昼食&ヲ買物ののち自宅に直行~。一昨年末にゲットして以来何のかの言ってN化しそびれていた分散冷房車バージョンともども、一旦全てバラしてインレタ&ステッカーを貼り、さらにクリヤを吹き、一気にN化作業を推進した次第です♪ 非冷房・分散冷房のいずれも8連化を目指しておりますが、まずは最低限稼働可能車を揃えようということで、各4両を落成させました。
今回、インレタはGMのものを使用しておりますが、やはり車番は同梱のシールではなくインレタの方がイケてます☆ 一方、幕ステッカーにつきましては、フォントが実感的でくっきりしているという理由で鉄コレ同梱品を使用していますが、今回発売の非冷房車に付属のステッカーは全体的に印刷の色調がおかしく、とくに急行幕が青ではなく紫だったりするという……。というわけで、分散冷房車に同梱のステッカーを一律に使用しております。この他には、アンテナを取り付けてGMのPT43パンタを載せた以外とくに変わった細工はしておりませんが、何はさておき再び組み上げてみますと……ぬををを~!1000形の黄金時代が眼前に現出し、思わずメロメロ……(*^^*)。
ちなみに、1970年代後半に杉田界隈小僧だった私にとりまして、快速特急は600形と1000形集中冷房車という印象が極めて強いため、今回は快速特急幕を貼るのは見送りました。うーむ、自宅の押入に放置されているGM集中冷房車を作らなければ……(時間が!←他の車両に浮気しなければ良いのですが。^^;)
なお、非冷房バージョンにおける唯一最大の難点は、先頭車の屋根と車体の噛み合わせ具合が宜しくなく、一旦バラしたうえで頑張って嵌め直しても、どうしても屋根が車体中央部にかけてビミョーに膨らんでしまうことでしょうか。ありがちなコスレ・欠け等は、私が買った個体では幸いにして見られないのですが……。
あと、今回の発売の出足の遅さは些か気になるところでして、ちゃんと売れてくれないと、鉄コレ相鉄6000系や東急8500系のようになかなか事業者限定品の続編が出ないということにもなりかねません (東急は湯たんぽ6000系の発売が予告されていますが、8000系列も希望……)。京急の鉄コレとしては個人的に、400・500番台の釣掛各種や、600形、1000形登場時、デト&クトの発売を熱望しておりますので、少々複雑な気分です (デトは動力化不可能? ^^;)。