地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

京王8000系・早いもので登場20周年

2012-01-30 00:00:00 | 都市民鉄 (首都圏)


 一昨日は京王初の鉄コレとして、5000系のうち釣掛2700系の機器流用車である5070系2連が発売されました。京王5000系の鉄コレがいつか発売されるであろうことは、過去の琴電・富士急・伊予鉄・一畑のリリースから容易に想像できることでありましたが (笑)、寒さが最も厳しい時期を選んで京王れーるランドにて限定販売するというのは……季節柄、多摩動物公園訪問のついでにやって来るお子様連れの数が最も減る季節における集客&販売額UPを狙ってのことでしょうか?
 そんな鉄コレ5070系、京王&私鉄ファンの大本命であると思われる中間車込みの商品構成ではなく、しかも5000系の中でも少数派である釣掛駆動車であることから、マニアックな車両が大好きな私のような人間はさておき、必ずしも一般ウケする存在ではないような雰囲気も……(^^;)。そこで、昨年末の京急1000形非冷房車のときと同じく、ゲット希望ヲタの皆様の出足はイマイチかな?と思ったのですが、いっぽうで鉄コレ初の京王車であることから人気が出そうだとも思われ、購入するのであればやはり早めに並ぶに越したことはないのも事実。というわけで、折からの強烈な寒さ(しかも多摩丘陵真っ直中の谷戸につき朝は零下4~5度の極寒が予想されるわけで、実際に一昨日の府中・八王子の最低気温はそれぞれ-3.1・-4.3度……@o@)にもかかわらず、小田急と多摩モノを乗り継いで朝8時過ぎに現場に到着~。9:30に発売が開始され、10時前に自分の番が回ってくるまでの2時間弱、ひたすら極寒に耐えたのでありました……。いや~過去における横浜や日比谷の修羅場をはるかに上回る、鉄コレで最も過酷な購入現場として新たな歴史が刻まれたと言えましょう (爆)。



 そんなこんなで目出度く鉄コレをゲットした後は、再び多摩モノに乗って帰宅しても良かったのですが、折角京王まつりに参加した以上、6000系の引退以来約1年ぶりに動物園線に乗ってみることにしまして、さらに八王子か片倉 (徒歩連絡) から横浜線に乗って帰れば良いかな……ということで少々撮り鉄 (笑)。そこで、6000系亡きあとにおける大本命車両として、7000系コルゲート+幕車を激写したいと念願したものの、極寒の中の購入闘争で既に体力と集中力を使い果たしていたせいか、肝心なところでミスの連発 (TT)。そこで結局、一昨日のぶらり京王撮り鉄は8000系がメインとなってしまいましたが、個人的に8000系は撮影時にいろいろなものが正面に写り込んで撮りにくいのを除いて基本的に好ましい印象でして、戸袋窓を残す最後の世代でありながら同時に未だ新しさを失わない、押しも押されぬ京王の主力であることは誰も否定できないところでしょう。しかし、そんな京王8000系も今年で登場20周年とは……何と目まぐるしい時の流れ! (滝汗) まぁ、7000系のVVVF化が最終盤に達し、車齢30年を超えてますますの活躍が期待される以上、8000系も今後20~30年にわたり当たり前のように走り続けることでしょうが、後で焦らないためにも少しずつ記録しておくに越したことはないでしょう。
 とくに今回そんなことを痛感したのは……超珍車・サハ8564との突然の遭遇が非常に大きいですね~。北野で高尾線に乗り換え、京王片倉からJR片倉まで歩こうかと思っていたところ……何と!目の前に停車したのがサハ8564!! この車両は2009年に発生した高尾線内での土砂崩れの影響で廃車となったクハの代替新造車で、デビューしてからまだ僅か約2年、しかもドアは6000系から9000系0番台までの京王車のアイデンティティというべき四角い窓ではなく、はたまた9030や1020のような「走るんです」的ノリの安っぽいドアでもなく、東急5000系列の改良版ドア (車内側はステンレスむき出しではなく化粧板素材) と同じ様式であるという……。さらに、クハとの連結面は貫通路が封鎖されており、いろいろな意味でマニアックな要素を満載 (?) しているという注目すべき車両です♪ そこで今回、北野から片倉までの僅かな距離ながらもサハ8564乗車を満喫し、さらには高尾山口から折り返して来た組み込み編成を激写出来たのは大収穫でした……(*^^*)。
 この後は一旦帰宅したのち、夕方から「あまのじゃく」さまご主催の第二次新年会に参加し、らーめんてんし様・eight8888様のお元気な表情を久しぶりに拝見し、疲れをビールで癒やして盛り上がったのでした (笑)。ご参加の皆様どうもお世話になりました~m(_ _)m