地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

横浜高速鉄道Y500系を今のうちに撮る

2012-01-11 00:00:00 | 大手民鉄 (東急)


 東急東横線がメトロ副都心線に直通運転する歴史的大転換は、これまでのアナウンスですと2012年度ということになっていたはず。しかし、東急公式HPに掲載されている会長年頭挨拶の文面を眺めてみますと、あらら、その期日が「来春」になっているではありませんか……。確かに、鉄道各社ダイヤ改正の恒例シーズンである3月に直通開始を期すということでしたら、2013年3月もとりあえず2012年度であることには変わりありませんが、かねてから2012年という字面を見せつけられてきたファンのはしくれとしましては、些か「ちぇっ、先延ばしか……」という感がなくもありません (汗)。既に副都心線側の準備が基本的に終わっている (渋谷駅の中線はホームを取り払い化粧直し工事等をするのみ) ことを考えますと、代官山~渋谷間のトンネル建設や優等停車駅ホーム延伸、そして車両の副都心線直通対応改造など、東横線側の準備が多少ズレ込んでいるのでしょうか? 昨年しばらくの間は震災に伴う停電・サプライチェーンの混乱がありましたが、その影響がいろいろな形で副都心線直通作業にも現れてきた可能性も……。



 とは言え、とくに車両面では、5050系及びその10連バージョンである4000番台の増備、及びそれに伴う9000系の大井町線転属と8090系の廃車→秩父行きという、副都心線直通準備に伴う玉突きが進んでいるのも事実。その結果、既に最近の東横線は5050帝国の観を呈するようになっており、単に「走るんです」ボディに帯を巻いているだけの5050 (&4000) が洪水のようにやって来るのを年末の渋谷駅にて眺めるにつけ「あ~つまんね。あれほど8000・8590・9000の天下が続いていたはずの東横線が、僅か約8年かそこらで全くの別世界になってしまうとは……」と、思わず遠い目になってしまわずにはいられません (滝汗)。
 というわけで、同じ「走るんです」シリーズ車両である横浜高速鉄道所属車・Y500系ですら、ラッピングを異にするだけで俄然イケメン度が優れている (?) ように思われ、たまにやって来ればついつい熱く注目せずにはいられません。「走るんです」のはずなのに……ちょっとした差別化によって「非・走るんです派」な人間ですらその気にさせてしまうとは……何だかニクい演出ですなぁ (笑)。
 そんなY500系も、考えてみれば6編成のみであることから、副都心線直通が始まれば滅多に来ない車両のひとつとなり、その鮮烈な姿を眺める機会も減ることでしょう (まぁ東武9000・西武6000・メトロ7000が来ると思えばワクワクですが。笑)。そこで、現在でも少数派であるY500系を東横線で「それなりに集中的に」、かつ他にヲタがおらずのんびり・まったりと撮るのであれば、恐らく直通を約1年後に控えた今ぐらいが最後の旬なのではないか?と思いまして、正月初撮りは東横線へ。生まれてから幼稚園の頃まで東横線沿線に住んでいた私にとっての顔馴染みは8000以前の車両であったことを思えば、幼い頃見慣れた風景の中をブルーのY500系が走るシーンは本当に隔世の感がありますが、欲を言えば同じデザインのまま青ガエル5000系を思わせるグリーン系になればなぁ……と (有り得なさすぎ ^^;)。