地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

神奈臨浮島線・石油需要繁忙期の勇姿

2012-01-10 00:00:00 | 貨物列車 (神奈臨)


 一昨日は、いつもお世話になっております「あまのじゃく」様ご主催の新年会が開催されまして、私も近場で鉄活動して腹を減らしたうえで有難く参加させて頂いたのですが、あまのじゃく様の御人脈を通じて集まった濃いぃ鉄ヲタ(含・鉄道関係者)数名が酒を片っ端から傾けながら縦横無尽に昨今の鉄道事情を語るその場はまさに興奮のるつぼ……(笑)。私もおかげさまで年始早々多大な刺激を頂くことができました。あまのじゃく様をはじめ、ご参加の皆様どうもお世話になりました~m(^^)m
 とはいえ、日本の鉄道を趣味的にとらえてみますと、やはり撮りたい列車と車両の激減、そして景気や生産・輸送体系の変化をうけて、どうも暗い話題中心にならざるを得ないのも事実です。とくに……あまのじゃく様や、リンク頂いております「ロジ担」管理人・ロジ担様 (一昨日久々にお会いしてお元気そうで何より!) と私が知り合うきっかけとなった車扱系貨物の旬、あるいは神奈臨の面白さの旬は、はるか遠くに過ぎ去って久しいのではないか……ということで議論が一致せざるを得ないという……。国際埠頭の塩コキに、千鳥線の青化ソーダ、ラテックス、エチレングリコール、浮島線の酸化エチレン……全てが懐かしすぎます (-o-)。その一方で、神奈臨の貨物輸送をめぐっては、時代を反映した新展開が図られていたものの雲散霧消してしまったらしい云々……という話題も飛び出し、激しく歯ぎしりせざるを得ないのでありました (T_T)。



 というわけで、久々に神奈臨のカットをアップしてみることにしましょう~。個人的には最近、神奈臨を訪れる頻度は多忙やら何やらのため減少してしまい、訪れるとしたら立ち位置のバラエティがそれなりにある千鳥線……という感じでしたので、日中の列車が石油タキと単機に限られる浮島線は相当御無沙汰になっていたのですが (たまにある末広町からの特大貨物を狙えば良いのかも……^^;)、昨秋にはその千鳥線もヤードにフェンスが立って従前ほどの撮りやすさはなくなりましたので、アングルが限られるものの気軽にバンバン (?) 車扱貨物を撮影できるという点で浮島線の面白みが脳内で急上昇している今日この頃。そこで、去る師走にはリハビリ鉄として曇った日を狙って浮島線を久しぶりに訪れ、オイルターミナル青タキを多数連ねて必死に勾配を登るDD55の勇姿に興奮を覚えたのでした☆ 貨物時刻表を見ると概ね1~2時間間隔で運行されている浮島線の石油列車は、詳論するまでもなく石油需要の変動ゆえに運行状況にはいろいろと波があり、真夏に訪れようものなら短編成、さらにはウヤなどいろいろな落とし穴が待ち構えていますが、さすが真冬は旺盛な灯油需要に支えられて繁忙を極め、通常であれば単機であるはずの313レも空車タキを20車ほど連ねてやって来たのには大興奮! その折返しの314レも積車18~19車を連ねて激しい唸りが!! いや~たまには来てみるものですね♪ 
 そういえば、原発にどっぷりと依存するわけには行かなくなった中、まだまだ代替エネルギーへの転換はこれからという事情があり、復興元年は過渡期元年であることを意味することから、今年の冬は当面寒さをしのぐ策として石油をより多く需要するという状況があります。したがって、浮島線の冬の風物詩である青タキ長大編成も、今後数年間は (?) いっそうの隆盛を見せることになるのでしょうか? 内陸部の多くの人々に暖を届けるための最前線ランナーとしての神奈臨DL……その咆哮が一層元気で高らかなものであることを期待せずにはいられません。