地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

第四ジャカルタ炎鉄録 (13) メトロ05系107F

2012-10-04 17:05:00 | インドネシアの鉄道


 インドネシア英字紙『The Jakarta Post』Web版が伝えるところによりますと、本日の朝6時25分(日本時間朝8時25分)、ボゴール線のチレブット駅にてメトロ05-107Fが脱線・大破しました……。当該HPには、床下機器がバラバラに散らばった05-307の画像が大写しでアップされており、恐らくこの車両は再起不能でしょう……。この記事によると、乗客に死者はいなかったようで、「それは何より」と思ったのですが、そこでさらにGoogleキーワード検索で現地紙のサイトにアクセスしたところ、島式であるチレブット駅の先端にある簡易改札口もメシャメシャに押し倒されており、これは間違いなくホームや改札にいた乗客が犠牲になっている可能性大。大破した車両の代替としては、デポックに放置されている余剰中間車(10連を輸入→8連で使用)が活用されることでしょうが、突如犠牲になった利用客の皆様と、悲惨なかたちで車生を終えることになるであろう05-307に合掌……。



 【10.5補筆】さて一晩明けまして、こんな速報記事よりもはるかに詳しい現地レポートが、リンク頂いております『JABODETABEK COMMUTERS NEWS』様にてアップされていますが、何はともあれ車両を1両失ったのみの最低限の(?)被害にとどまるようで何よりです……。とはいえ他にも、リンク頂いております『Kereta dan Kucing』様にて紹介されているマンガライでの脱線事故といい(撮り鉄スポットを直撃するかたちで発生し、時間がずれていたらkucing様の命そのものがなかったとのことです……)、インドネシアの脱線事故は一旦起こるとかなり派手に車体が暴れて大きく損傷する傾向が強いような気がするのは私だけでしょうか(脱線事故というものはそういうものかも知れませんが)。何はともあれ、原因究明と安全策強化が進むことを願っております……。そして同時に、モロに線路用地内で撮ることも多いジャカルタでの撮り鉄活動は(本来線路内立入禁止であることは言うまでもありませんが、高架線でなければ完全黙認……^^;)、明らかにハイリスクな自己責任の世界であることをご理解頂ければと存じます。
 というわけで、JRE203系の紹介を続けていたところ、順番を変更して事故の当該編成であるメトロ05系107Fをアップしましたが、この編成は今回ほとんど当たらず……高架線での撮影中に1往復分を撮っただけでした (^^;)。個人的には割とどうでも良い05系であることもあり (メトロ・東西線ファンの方スミマセン ^^;;)、全然撮り貯まらなかったことを悲しく思うということは全くないのですが (^^;;;)。何のかの言って滞在中稼働していた全形式全編成の中でも一番撮影カットが少なかったのが偶然にもこの107Fであるという……。まさか事故発生を暗示していたわけではありますまい……(@o@)。