今年で開業90周年を迎えた東急池上線では、かねてから7910Fの正面赤帯が剥がされ、「クラシックスタイル」と銘打った懐かしい銀一色の姿が沿線民とファンを魅了し続けて来ましたが、ちょうど開業90周年の記念日を迎えた本日、宴の感動はまさに最高潮に達しました！！ 約半月前、東急公式HPにて、10月6日に7910Fを「特別仕様列車」として運行する旨の告知がなされ、「果たしてその《特別仕様》とは一体……？」という静かなドキドキワクワク感が東急ファンのあいだで高まっていた (？) ところ、蓋を開けてビックリ！！ 何と！クーラー及びVVVF機器を除けば、まさに東横線時代を彷彿とさせる懐かしき姿に変わっているではありませんか！！ (＊＾O＾＊) 正面車番の上に丁寧に貼られた「7001」「7002」という車番といい、正面窓廻りのHゴムがグレーになっていることといい (塗ったのか、それともテープか？)、爛々と輝く急行灯といい、古い字体の白幕といい、側面の「日比谷線直通」サボ風な「池上線開業90周年」サボといい……東横線8039Fリバイバル急行に匹敵する気合いの入れ方にはただただ狂喜するとともに、それっぽい雰囲気の再現に従事された東急内部のヲタ社員の皆様には頭が下がるばかりです！！
いや～とにかくまぁ、個人的にはてっきりHM装着を中心とした「特別仕様」とばかり思っておりましたので、こういう意表を突きまくりな企画は大歓迎ですし、「行って良かった」感が思い切り盛り上がりますね……(笑)。本日は阪急阪神鉄コレのゲット必勝を期して初電で自宅を出発し、朝６時半頃に「鉄道フェスティバル」会場の明治公園に到着したものの、既に余りにも長蛇の列が展開している現実に「一番電車で来てもヤバいのかよ・・」と打ちのめされ、果たして本当に超限定の阪急6330中間車セットを購入出来るのかという緊張とともに人数確認券配布までのひとときを過ごし、最終的には11時にようやくゲットしてヘトヘトに疲れ果てましたので、池上線での撮影闘争に赴く気力と体力がかなり萎えていたのも確かです。しかし「今日は中央線で御料車組み込みE655が走るようなので、デヤ引退のときほど混み合わないだろう。何とか東急ファンのはしくれとして、気力を振り絞って行ってみよう」と思い直し、一本目が来るために混み合う雪が谷以北は眼中に置かず、迷わず雪が谷以南へ。まぁ結果的には、E655が走るか否かに関係なく、沿線はデヤの時を思い出させる大賑わいとなりましたが、個人的にはなるべく動かずに撮り慣れた位置を確保し、蒲田行1本目に続いて2本目も運良く太陽が輝き、ギラギラとしてダンディーな風貌を完璧に撮影出来て本当にラッキーです v(＾O＾)v
なお、2本目は急行灯を消灯して黒幕にするということで、東横線時代からは少々遠ざかっているように感じられますが、この黒幕は黒幕でカッコ良いです！！
それにしても、沿線に雲集したファンの片手には、明治公園の戦利品の多いこと……(笑)。私も、1枚目を撮影するまでの暇つぶしとして、明治公園帰りの方々と楽しい会話を楽しませて頂きました。どうもお世話になりました～m(_ _)m