地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

富山地鉄紳士録 (5) 10020+175

2014-09-02 00:00:00 | 地方民鉄 (中京北陸)


 少々時間が開いてしまいましたが、昨年からこの新年にかけて撮影した富山地鉄ネタを、忘れないうちにアップしておきます。
 富山地鉄のオリジナル車両、いやそれ以上に日本の地方民鉄史に燦然と輝く車両として、14760形が名車の部類に入ることは論を俟たないところかと存じますが、そんな14760形も真っ青になるほどの (?) 名車の中の名車といえるのが、かの日車ロマンスカーの一員である10020・14720形であると言えましょう。とくに、富山と双璧をなしていた長電2000形が引退してからというもの、富山の10020・14720形の希少価値は高まるばかりです。しかし、10020形は既に2本が消えて10025+10026が残るのみとなり (昨年まで残っていた廃車体もついに上市送りになりました)、14720形も14721が豪雪の立山駅で力尽きて出火、クハ172も道連れで廃車となりました。したがって14722+クハ172が孤軍奮闘するのみ。また、純粋に増結用であったクハ173・174も、そもそも組む相手が減ってきたことに加えて3連の激減により、今年に入って廃車となりました……。



 そんな中、ワンマン化の対象とはならず上滝線ラッシュ時専用編成となったかの感が強かった10025Fも、昨年は長期間動かず……ネット上ではこのまま17480形と入れ替わりで廃車か?と囁かれていたように記憶しています。しかし何と!稲荷町できっちりと整備を受けて健在であり、17480形デビュー記念ヲタイベントの直前には稲荷町で入換シーンを拝むこともでき、限りない感動に浸ったものです♪
 というわけでこの編成、最近は余程のことがない限り (?)、14760形ファミリーの一員であるクハ175と組んで、上滝線のラッシュアワーに1往復するのが日課となっているようです。嗚呼、また平日朝の上滝線を撮りたいなぁ……。
 いっぽう14722+172につきましては、最近訪れる度に運用入りを確認しているのですが、乗ろうと思ったときに限ってこの編成が来たり (それはそれで非常に喜ばしいのですが♪)、上滝線機織りを見かけても17480を優先して諦めたり……全然撮り貯まらなかったのでした (滝汗)。恩田で長期間放置されていた東急8691Fの2両の先頭車がこのたびついに解体となり (号泣……まぁ恐らく富山の仲間を活かすための部品取りと信じたいです)、とりあえず17485Fは幻となっているようですので、10025Fと14722Fが引き続き対節に運用され続けることを祈りたいものです。