秩父鉄道沿線は1000系の引退で静かな世界に戻り、私自身もそんな中でまったりと東急を撮りたいと思いつつも多忙に流されてなかなか行けない今日この頃ですが、そんな中秩父鉄道としては引き続きC58にいろいろなHMを掲げて何とか話題を提供しようとしているようです。しかし個人的には、デフ板に巨大なガリガリ君が貼られるのは御免蒙りたいところかな?と……。そして、折角多数擁する電車を活かした新手のアピールをやって欲しいものだと思っておりました。
そこで先日、秩父鉄道公式HPを見てみたところ……をっ、何だか盛り上がって来たようです。まずは秩父界隈が貴重な地質学遺産の宝庫として「ジオパーク」に認定されたことを記念した全面ラッピング編成「秩父ジオパークトレイン」が登場するとのこと! 完成予想側面イラストを見てみますと、戸袋窓が無いことからして明らかに東急車が対象のようですが、7000系はコルゲート三昧でラッピングには不向きなため、まぁ間違いなく7500系が対象とみて良いでしょう。7500系はタマ数が多いですし、大胆なラッピングそのものも登場すると結構似合っていそうに思われますので、小ネタとして楽しみです♪
いっぽう激しくヲタ心をくすぐられて気になるのは、10月26日に秩父駅で開催される「秩父地域開通100周年記念イベント」! 残念ながらこの日は個人的に不参加が確定しているのですが、どうやら秩父駅のヤードに上記ジオパークトレインやSLを並べて盛大にやってくれるようです。そして、並ぶ予定の車両としてもう一つ……「急行リバイバルカラー」とは何じゃこりゃぁぁっ! 現在の6000系(西武新101系)塗装は基本的に3000系(JR165系) と同一系統と思われることから、これは誰がどう考えても300系の小豆塗装または黄色青帯塗装を復活させるという宣言に外ならないではないですか!! 急行秩父路専用で用いられる6000系といえば、そもそも急行の本数が余り多くないだけでなく、三峰口・影森・熊谷で寝ている時間の方が長いことから、本来はスターであるはずなのにイマイチ存在感が薄いように思われますが、ここに来て1000系で大絶賛を博した小豆塗装を纏うとしたら、一気に超注目編成に大躍進を遂げることは間違いないでしょう! いや、6000系は3本ある以上、ここは是非黄色青帯塗装も復活させて頂き、編成ごとに塗装が全く異なる6000系ガラガラポンくじ状態で沿線を盛り上げて頂きたいものです♪ とくに小豆塗装は西武赤電塗装とも一脈通じるものがありますので、西武ヲタも見果てぬ新101系赤電テイストに大喜びすることは間違いない……かも知れません。
いっぽう、そんなバリ展が実現しますと、さらに鉄コレ化の可能性が高まるわけで、財布の方も覚悟を決めなければならないのかも知れません (笑)。
というわけで、秩父鉄道のヲタな関係者の皆様が放たれる新たな展開に期待しつつ、去る5月の広瀬川原まつりで実現した究極の珍編成展示……「1000系標準色塗装の保線用モーターカーが廃車置き場のステンレス部品取り車を牽引してますの図」をアップしておきます。いや~これは何気に超ツボで、SL貨物列車が話題をさらった今年の広瀬川原まつりにあって、秘かな注目を集めたものと信じて疑いません♪ 個人的には、こういう発想の延長で、EL+電車の甲種輸送風編成が寄居以西に入線するというイベント列車も走って欲しいものですが、それはさすがにマニアック過ぎるというものでしょうか。