昨日、東海道新幹線の新横浜~小田原間で起こった放火事件は、より環境負荷が少なく快適な大量輸送機関としての鉄道という存在に信頼を寄せ、かつ愛する者にとって、非常に衝撃的で腹立たしく悲しい出来事でありました。巻き添えで亡くなられた方のご冥福をお祈りしますとともに、巻き込まれた方に御見舞い申し上げます(私も乗っていたらと思うと他人事ではない)。
そして、突発的事態にあっても冷静に対処され、被害と混乱を最小限にとどめたJRC関係者の皆様に心より敬意を表したく存じます。
とはいえ一方、新幹線車両の難燃性が実証され、地震ではない非常時にあってもなるべく安全が確保されたということで、新幹線、そして日本の鉄道システムのハードとソフト両面の凄みを、期せずして確認することにもなったのではないかと思います。そして今後……もし乗客一律の荷物検査義務化ということになったら何だかなぁ……と思います。しかし一方、大量の乗客が超頻繁運転の列車を利用する中で、果たして空港のようなX線検査や開封検査は可能なのか、という問題もあります。最終的には、あのような凶行に走る人物が生まれないような調和ある社会をつくることが、究極の安全対策なのだろうと愚考する次第です。
というわけで、ガラにもなく (^^;) 撮影したきり当ブログでは未アップだった、新横浜~小田原間での撮影画像を貼っておくことにします (既に別サイトにて別HNで貼っており、そういう意味では再掲)。1枚目のカットは、手前がドン曇りで暗く、奥がドピーカンの絶景ということで、レタッチには相当苦労しました (汗)。