地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

国鉄京都初夏 (上) ウグイス103系

2015-07-05 00:00:00 | 国鉄型車両


 南武線205系がジャカルタに到着し、間もなく103系が運用を終えると予想される昨今、どうやら世界最後の103系はここになる可能性が高いのではないか……ということで、奈良線の103系をアップしてみます。(加古川・播但があった ^^;)
 最近、1~2ヶ月に一度京都に出張し、「ついで鉄」活動に勤しみますと、どうしてもJRWに吸い寄せられてしまいます。勿論その一因として、京阪8030系や阪急2300系が既に引退し、近鉄京都線も12200が今すぐに消えるというわけではなく、私鉄車両の動きが一段落しているということもあるのですが、それ以上に京都界隈に残る国鉄型車両の帰趨がいよいよ強く懸念されるようになったからです。とりわけ103系につきましては、最近環状線用323系の詳細なスペックが明らかになり、阪和線につきましても1~2年以内に103系を完全に消す宣言がなされていますので、この省エネによる電気代金カットとイメージアップに賭けるJRWの本気がいよいよ炸裂すれば、森ノ宮や日根野だけでなく、奈良の103系も気が付けばひとたまりもない……と思うわけです。



 しかし幸いにして、今のところそのような危機感を抱いているヲタは僅少なようで、奈良線は何時訪れても他にヲタを見かけることもなく、自分一人だけで駅ホーム端を独占したり、城陽以南のド田舎ゾーンを激走するガラ空き車内で強烈な走行音を満喫出来たりしています♪ 恐らく、今のところ奈良の103系といえば、関西の国鉄型ヲタの皆様の関心は環状線に直通する区間快速8連にあるということなのでしょう……。前にもアップしました通り、撮影地の駅にヲタがいない朝は多分ないものと思われます (汗)。
 そんな奈良線の103系運用も、実際には出庫から入庫まで増解結が一切ないこともあり、割と221系の代走となることが多くなっているような気がします。最近221系画像をアップした際にも記しました通り、普通列車で連チャンで221系が来たりしますと、本当に参ってしまうのです……。「折角ここでド順光で撮ろうと思ったのに、なかなかその目的を果たせないばかりか、太陽の位置までどんどん変わっちまうじゃねーか!!」と……(激鬱)。
 恐らくあと2~3年以内に必ず何らかの大きな動きがあると思われる奈良線の103系。まったりと103系ヲタの極楽を享受できるのは、果たして何時までなのでしょうか……。その運命の時までは何度でも再訪し、全身全霊で103系のアツい魂に触れ続けたいと思うばかりです……。