地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

鹿児島熊本鉄バス録 (15) 鹿児島市電600形

2015-07-11 00:00:00 | 路面電車


 去る1月末から2月頭にかけての鹿児島出張ついで鉄。青蛙引退という時節柄もあって、先に「出張ついで熊本プチ遠征鉄」の内容からアップして参りましたが、本来の出張先である鹿児島でもいろいろ撮っております。いやぁ何せ、鹿児島空港からリムジンバスに乗って中央駅前に降り立ちますと、そこにはめくるめく路面電車&ボロバスワールドが広がっており、何時間ここにとどまっていても退屈しない以上、空き時間のある限り撮らないわけには行かないではないですか……。
 というわけで一発目は、鹿児島市電垂涎の旧型車600形♪



 鹿児島市電は、住民目線で利用しやすいサービスに徹しているように見受けられ、昼間でもそこそこ頻繁に電車が現れ、しかもそれなりに乗っているということで御同慶の至りですが、その分だけ最新鋭の超低床車や連接車を導入し、古い日本の路面電車界に新しい風を吹かせる一翼を担っているのは周知の通りです。しかしまぁそれはそれ。頭の中が昭和で完全に止まっているヲッサンにとりましては、こういう如何にも昭和30年代気質な古典的(?)車両こそ何よりの御馳走です♪♪
 しかし残念ながら、いくら冷房改造されているとは言っても基本がボロい釣掛式電車であるだけに、主役はジャンジャン行き交うVVVF車に譲らざるを得ず、基本的にラッシュ時に動くのがメインで、昼間は本当にたまにしか来ません……。このため、昼間の空き時間に撮影しても全然撮り貯まらないことこそ悲しけれ。2枚目の画像に至っては、なかなか良いポジションを見つけて「早く旧型来ないかなぁ~。早くしないと完全にビル陰がかかってしまう」と肝を冷やしながら待っていたところ、確かにギリギリで車体に陰が落ちてしまっているような感じに……。ビルの谷間を走る路面電車を撮るにあたっては、ドピーカンなんかキライだ……と思う根暗野郎は私だけでしょうか (^^;