恐らく最初期に製造されたBDTEZ 10404。2Down Mailに連結。
これも最初期か? BDTEZ 10407。2Down Mailに連結。
ヤンゴン東郊鈍行Na運用のためか車体汚れ多め。BDTEZ 10417。
これもNa運用。BDTEZ 10439。
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1970年代末に日本から輸出されたグループを端緒とするミャンマー国鉄のノーシルヘッダー標準客車は、文字通り標準・主力の存在として、客車列車が運行されている路線ではどこでも目にすることが出来る存在となっていますが、このうち1970年代末~1980年代初頭製の車両(日本製または日本からのノックダウン)につきましては、恐らく車齢が古いという理由によるのでしょうか、オーディナリー車両(10400番台を振られています)のほとんどの車両 (?) は「クリーム+青帯+茶」の急行塗装ではなく「青+白帯+茶」の格落ち列車用塗装に塗られています。もちろん、例外(?)として急行塗装となっている車両も見かけましたが(当連載の次回ご紹介)、少なくとも今年ヤンゴン界隈で撮った車両はそうだった、ということで……。
このうち、ヤンゴン~マンダレー間のミキストメイルや、ヤンゴン~ターズィー間のミキスト準急(正式種別はパッセンジャーとなっていますが、急行ほど速くないものの鈍行でもないということで、テキトーに個人的に準急と呼んでいます ^^;)に連結されていた車両は、よく洗車されて堂々とした雰囲気でした。しかし、ヤンゴン東郊へ向かう輸送力列車(Na運用)に従来用いられていた客車が余りにも極悪な状態だったために新たに挿入された車両につきましては、転属前にド田舎路線で余程使い古されたためか、塗装がイマイチハゲ気味だったり、さらには車内も相当ボロボロ……。まぁ、ペンキが相当剥げて木肌むき出しな半鋼製の車内は、これはこれでヘロヘロ鉄道趣味ゴコロを思い切り満足させてくれるものでしたが……。まぁ、そんな車両でも、基本的な鋼体の状態は古い車両と比べて全然マシに見えますので、今後は手を入れられることになるでしょう。超ボロな車内がなくなるのは少々寂しいですが (^^;)。