地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

鉄コレ南海7000系新塗装をN化する

2015-07-28 00:00:00 | 超へっぽこ模型製作


 去る18日の南海7000系新塗装鉄コレの即売会から一週間以上が過ぎた今日この頃。最近はせっかく事業者限定鉄コレをゲットしても、その後の忙しさのためついついN化作業に着手できず、箱から出して何時でも着手できるような状態にしたままいつまでも仕掛品の山に積んだ状態……というイヤ過ぎる展開となってしまうことが多いのですが、今回のブツはただでさえ21m級片開き扉というスペックが個人的に超ツボであるだけでなく、嵐の夜に京都から堺まで向かい、1泊してゲットしたという経緯も含めて思い入れの強い一品となりましたので、いつまでも放置するという展開は何としてでも避けたいと思った次第です。そこで、折からの猛烈な蒸し暑さの中の細かい作業にヒーヒー言いながらも、何とかN化作業を進めてみまして、ひとまず完成にこぎ着けました♪



 とりあえず、今回の南海7000系鉄コレをバラしてみた感触……モールドの具合につきましては、個人的には申し分ないと思っております♪ インレタ貼りのために全体をバラすにあたっても、極めてラクに作業を進めることができ (サクサクと各パーツを外すことが可能。屋根も側面窓も正面窓も全然うまく外れてくれないシロモノもありますから……)、よく考えられた設計と造形なのだろうと考えます。
 しかし、いろいろ頭を抱えざるを得ない点もないわけではありません。一番ヤラレタ……気分になったのは、塗装(デカール)の脆さ! 車番インレタを貼るため、インレタ面やセロテープ(細かいインレタ貼り作業の必需品?)を青帯部分に押しつけると、最悪の場合呆気なくペリッと剥がれてしまいます……。とりわけ、正面貫通扉の部分でラインの縁が剥がれた瞬間、思わず「うげぇぇっ!」と心臓が止まりそうな気分でした (-_-;;)。救済策として、即売会場同時発売だった「レールクラフト阿波座」謹製インレタの、編成ごとの違いを示すための細い横線を活用すれば (爆)、何とかリカバリー出来ます……。ただ、その作業も猛烈に神経を使うことは言うまでもありません。
 いっぽう、その同時発売インレタですが……確かに「ジオマト」の南海汎用インレタから1文字ずつ拾うという面倒臭さを回避でき、従って作業がサクサクと進み、N化作業を進めてみようというモチベーションが上がるという利点があります。しかし、数字の輪郭がジオマトのインレタと比べて弱いと申しますかボヤケ気味であり、今ひとつシャキッとした仕上がりではないのがショボーンな気分です。あるいは、クソ蒸し暑い中で作業をしたため、インレタがふやけてしまったのがいけないのかも知れませんが……(滝汗)。
 あと、出来ればボディマウント式TNカプラー装備にしたいな♪と思いまして、スカートパーツのうちダミーカプラー台座を受ける部分を削れば何とかなるだろうと作業を進めてみたところ、何と申しますか……スカートを支持する部分が極小になってしまい(実際に触って作業した方でないと分からない、何とも舌足らずな表現で恐縮です)、スカートがグラグラ、しかも全然うまく装着できない……。というわけで、「どうせ実車も2連や4連では編成として完結せず (制御器やSIVが編成に1基しかなく、故障によるダウンを避けるため)、必ず中間に封じ込められる先頭車がある」と割り切り、連結部分の先頭車はアーノルドカプラーにしたのでした……。嗚呼、万年初心者の悲哀……。
 でもまぁ、こうして出来上がってみれば、余りの存在感に思わずムフフ……kirakiraなのです (笑)。残る問題は、幕をどうするか……?!