去る11月に訪れた際には、満身創痍の状態でジャッキアップされていたデハ1002……その後果たしてどのような色になるのか、ずっと気になるところでした。もちろん、ゴリラーマンHMやコテコテした装飾が消えた現在の醤油色でも悪くはないのですが、銚電黒歴史を象徴するこの色に固執する必要も少ないわけで……銀座or丸ノ内線色 (後者は面倒 ^^;) か銚電旧塗装が良いなぁと思っておりました。
しかし……フタを開けてビックリ! 「桃電」に次ぐタイアップ企画として、何と『鉄子の旅』の作者・キクチさんの考案によるデザインをまとうことになりました。関連HPによりますと、犬吠埼の海に朝日が昇る際の色、そして白い波濤をイメージしているとのこと。言われてみればまあ確かにそうかな、という気もしますし、ツートンカラーに近い雰囲気を維持してくれるのは有り難い限りだと考えることも出来ますが、正直……斜めラインさえなければ完璧だったのにぃ!! (泣)
でもまぁそれでも、桃電に比べれば全然安心して眺めていられますし (^_^)、あのゴリラーマンHMもついたコテコテ時代を思えば、こういう塗装におさまってくれたことは喜ぶべきなのかも知れません (と自分に言い聞かせております ^^;)。車号フォントや「CDK」のロゴもグッドですし……(^^)。
この『鉄子』色デハ1002、銚電次長さんのブログを拝見していたところ「早ければこの週末にでも営業運転に入る可能性あり」と触れられておりましたが、私が訪れた昨22日の時点では未だ営業運転には入っておらず、検査の最後の仕上げとして念入りに洗車・窓拭きをしている段階でした。朝9時10分に銚子に到着し、さらに一駅乗って仲ノ町に着いたところ……ちょうど入換作業が始まるところに遭遇しまして、速攻で入場券を購入のうえ撮影許可を頂き、パン上げ姿を激写しまくり! (但し非常に暗かったですが……-_-) しかも、2枚目の画像を撮影して間もなく洗車に入り、終了後はパンタを畳んでしまいましたので、まさに早起きは三文のトク、何ともラッキーでした……(*^^*)。もちろん、この姿のまま運用に入ってくれればラッキーでもなくなるでしょうが、企画が企画だけに、ことによると横○氏の似顔絵入りのHMが取り付けられるという恐るべき (^^;) 事態となることも予想されます (果たして真相は如何に?!)。それだけに、検査上がり・営業運転前のまっさらピカピカな姿を記録できたのは貴重かも……と思うわけです。
【補記】小学館『鉄子の旅』公式HPによると、12/26午後に御披露目運行がなされるとのこと。お祭り好きな方は行かれると良いでしょうし、出来るだけ静かな銚子を味わいたい方はこの日を避けるのが無難でしょう (^^;)。