地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

しなの鉄道169系を撮る@戸倉

2010-06-06 09:03:00 | 地方民鉄 (甲信)


 怪社の若手社員研修旅行の引率で、少々日本三大名湯のひとつに出かけていたのですが、帰りに中軽井沢~軽井沢間でしなの鉄道の線路と並走したのを記念しまして(→しかし列車は来ず……そもそも全て貸切バスでしたので鉄活動するヒマなし T_T)、約1年前に撮ったままアップしそびれていたしな鉄169系の画像を……(^^;
 長電屋代線の乗車・撮影を朝っぱらから楽しんだ後、屋代から上田まで移動しようとしたところ、やって来たのは「しなのサンライズ」の任を終えて戸倉に入庫する169系! 移動中のひとこまとしては強烈すぎるスパイスです (笑)。 



 この日は土曜につき、堂々の9連ではなく3連だったのは残念でしたが、朝9時前の戸倉止まりを利用する客などほとんどいるはずもなく、急行「かもしか」時代そのままの0系譲りシートを装備した車内をまるまる独り占め(*^^*)。僅か7分間でしたが、国鉄急行型車両の快適な乗り心地を満喫したのでした……。戸倉到着後は、入庫待ちシーン(1枚目) や115・169系が留置線に並ぶシーンを撮影したのですが、ドピーカンなのが残念 (^^;
 こんな感じで楽しんだしな鉄169系、改めて115系ともども是非じっくりと……と思うのですが、ついつい先延ばしになっているのが何とも遺憾です (汗)。長野電鉄が253系購入を発表し、存在形態が長電2000系と似ているしな鉄169系は今後どうなる……?ということもいずれ話題を集めるのかも知れませんが (しな鉄は信越線の放棄区間ですので、253系が入線しても全くおかしくないでしょう)、あるいは北陸新幹線開通時に長野以北(豊野以北?)の信越線がしな鉄に移管されるとすれば(実際のところどうなるのでせう?)、その際に転がり込む「妙高」用189系を活用することになるのでしょうか?(妄想三昧で恐れ入ります)

さよなら山陰線京都口113系 (5) カフェ前パン

2010-06-04 00:00:00 | 国鉄型車両


 世間的な関心が薄そうな話題の第3弾として、去る3月に消えた光景の続きを (^^;
 悪天候をものともせず湘南色白帯前パンを先頭にした6連を撮影したことで、ダイヤ改正前の山陰線京都口を撮りきった!という充実感を覚えた私でしたが、ここは是非カフェオレの前パンにも当たらないかしらん……と思いまして、京都で1泊した翌朝も改めて山陰線に向かったところ、福知山から早朝送り込まれたのは本当にカフェオレ前パンでした! もともとカフェオレは余り趣味ではなかったのですが、いざ単色化によって行く行くは消えることが分かるや否や、急に「こりゃあ特に前パンだからこそ撮っておかなければいかんなぁ」というわけで……(笑)。
 ただ、この日は朝からドピーカン。前日のどうしようもないほどの悪天候がウソのようです……。福知山方に連結される増結車を撮るには、足して2で割ったような薄曇りがベストなのですが……。



 しかし、この日はまさに幸運に恵まれました! 京都方面から到着した亀岡行が太秦駅に停車した直後、頭上には絶妙な雲が……(^O^)。徐行中に撮ったカットは正面が真っ黒につぶれ「やはりダメだったか……」と落胆していただけに、余りのラッキーぶりに思わずフィーバー (笑)。雲が通り抜けるまで約30~40秒ほどだったでしょうか、その間に猛烈な勢いでアングルやズーミングを変えて撮りまくったのでした (^^;;)。そして間もなくドピーカンに戻り(2枚目のカットはまさにギリギリのタイミング。汗)、特急列車の通過を知らせる構内アナウンスが入って終了~。山陰線京都口で113系と戯れた最後の記念のひとときとなったのでした……。
 今や前パン車は湘南色・カフェオレともども福知山周辺に押し込められ、最後の活躍を続けているようですが、ワンマン改造を受けたついでにいろいろ内装も手を加えられて状態は悪くないように思えますので、もうしばらくは223系・225系への置き換えの対象とはならずに済むのでしょうか? そして、愛しの前パン113系を訪ねるべく、福知山周辺にもいずれ出かけてみたいものだと思案しております。

米軍燃料輸送用タキ1000あらわる

2010-06-02 05:00:00 | 貨物列車 (神奈臨)


 超マイナーで、ほとんどの方の興味を呼び起こさないと思われる話題の第2弾は、緑色の米タンについてでございます……(笑)。既に鉄道雑誌やネットにおいて伝えられている通り、このたび米軍燃料輸送用のタンク車がタキ38000からタキ1000へと置き換えられることになり、豊川で落成した車両が相次いで東へ向かっているとか。そして必要数が揃い次第、安善に常備されているタキ38000と総取り替えすることになりそうですが、今のところタキ1000が運用に入っているという話を耳にしておらず(間違っていたらスミマセン ^^;)、さて何処にいるのだろう……と思っていたところ、ぬををっ!とある工場地帯の一角を所用で(笑)訪れたところ、ピカピカな3車が留置されているではありませんか! そこでしばらく見守っていたところ、3車のタキはJP-8表記を輝かせながら何処かへ(笑)行ってしまいました……(2枚目の画像)。さてその真相は如何に?! 改めて掲載する予定です (^^;



 それにしても、小・中学生の頃はヒマさえあればチャリを飛ばして相模大塚に通っていた私にとって、米タンといえば70万台の米軍管理番号を大書したタキ3000が最も馴染み深いのですが、その後は表記がNRS所有と改められ、やがてタキ35000へと移行して行くにつれ、あの独特の軍事車両っぽい灰汁が減って行くのを少々寂しく(?)思っておりました。その後さらにJOT所有のタキ38000に移行したことで、他の石油類用黒タキと区別するものはJP-8表記だけとなって今日に至っていますが、まぁ露骨な軍用車両らしさを前面に押し出すのではなく、ある程度カムフラージュした方が良いということなのでしょう。そして今やJOT緑タキ1000へ……。置換の最大の理由は黒タキの75km/h制限の克服でしょうが、もう一つの理由としては……黒タキオンリーの列車が激減したことによって逆に黒タキが目立つようになったということもあるのでしょうか?
 何はともあれ、存在理由が軍用ということで、米タンが毎日運転・臨時便増発という大活躍ぶりを見せるとすれば、それは物騒さの裏返しにもなるのでしょう(昨今の情勢を踏まえると運転日・本数が増えそうな気も・・・安善界隈がピリピリしそうでイヤですなぁ。そういえばまだ東西冷戦が終わらなかった頃、中学生が厚木基地の貨車門を眺めているだけでしたら文句は言われませんでしたが、「カメラを出したら壊すぞ」と門番の軍属に脅されたものです……)。せいぜい抑止力程度で、持てあまし気味な活躍を期待しているところです。

フリーで「20m車の琴電的?世界」を作る (3)

2010-06-01 01:13:00 | 超へっぽこ模型製作


 (頂いたコメントへのレスはもう少々お待ち下さい。m(_ _)m)
 最近何故かアクセス数が異常に多く、管理人自身がビビッておりますので (^^;)、ここらで一気に、圧倒的多数の方にとってはご興味ないであろう内容でクールダウンを図ることにしまして……GMの板キットを素材に、完全な思いつきで「こんな車両あったらなぁ」というシロモノを作ってしまうシリーズの続きを久々にアップです。前に取り上げたのは、東急3000(勿論釣掛の方)ベースの両開き扉車ですが、それに続く第2弾の2両がこのたび目出度く落成と相成りました (^O^)。
 上の車両は、クハユニ56板キットをベースとした5扉車 (笑)。ラッシュのピーク時に対応した切り札という設定です。出来れば中央の扉も他の扉と揃えたかったのですが、素材節約の観点から妥協しました (^^;)。「新造時は大型の扉4枚+中央部に長めのシートというスペックながら、後で扉を増設。但し車体強度を保つため、増設分は片開き扉に」という架空ストーリーを……(^^;;



 いっぽう下の車両は……もとはスハ43の板キットをベースとして北朝鮮の急行用客車 (爆) を試作しようとしたものの、扉部分の工作に失敗したため、活用策としてまず扉部分にパテを埋め、さらに両開き扉を設置したというシロモノ。一旦車体を組んだ後に両開き扉部分を切り欠いたため、雨樋部分がゴタゴタになってしまいまして、後処理として傷口にパテを埋めて「えいやっ」と張り上げ屋根化したという次第です (^^;;)。全体的なイメージは、インドネシアの通勤客車からインスピレーションを得ております……(笑)。台湾でも2扉の日本・インド製通勤客車がかつてゴロゴロ走っておりましたし……まぁ要するに個人的に好きなのです。この手の通勤用ヘロ客車が (*^O^*)。日本でも50系をキハ47同様の窓配置で作っており、車掌室に当初の目論見通り(?)ELやDLと総括制御可能な運転台を設けていれば、もっと延命できたのではないか……とつらつら思うのです (^^;;)。あ、一応脳内架空鉄道では、この客車は電車サハという設定となっておりますが、この客車1両を用いてローカル私鉄の混合列車的編成を組んでみても非常に良い感じです (^^)。
 さて、次は湘南顔2題を予定しておりますが、屋根の塗装に用いているタミヤのグレイバイオレットが長らく品切れにつき(泣)、いつ製作を再開出来るのやら……。