地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

梅雨どき江ノ電散歩 (1) 305F万歳!

2013-06-15 00:00:00 | 地方民鉄 (東海道)


 昨日は、いつもお世話になっております「あまのじゃく」様及び「きえふにいさん」様と、都内某所のメシ屋にて「撮影地で挨拶しねぇク○ジジイを糾弾するヲッサン集会 (仮称)」と称して酒と美食に浸っておりました (爆)。毎度の事ながらディープな話題に悶絶するひとときを共有させて頂きどうもありがとうございました~! (*^O^*)
 というわけで、記念画像を……と思ったのですが、お二人に共通する西武ヲタ要素に対応した西武画像は、西武6000系を東横線で撮影したのを最後に撮ってない……(^^;)。というわけで、今回はあまのじゃく様のホームグラウンドである江ノ電を先日久しぶりに訪問した際のカットをアップしてみることにします♪ 



 とゆーか……私の自宅からも江ノ電は近いのですが、沿線を訪れる度に平日でも激しく濃密に漂っているリア充オーラにゲフンゲフン……とむせ返る私ですので (鬱爆)、ちゃんと意識しなければあっという間に江ノ電撮影も1年数ヶ月~2年ぶり (HDを漁って再確認しているわけではないので不明。汗) となってしまったことこそ愚かなれ (滝汗)。
 とりわけ、久しぶりに江ノ電を訪れてみると、いつの間にか305Fの塗装が潮風に当たりまくって (?) ヤバくなっており、「うわぁ……これは検査期限が迫っているということでもあるのかも。下手をすれば廃車……??」という戦慄を覚えた次第です。やはり、いくらカルダン駆動化されたとは言え、魅惑のバス窓に木製の床というスペックが最高に素晴らしい305Fの余命が短いとすれば悲しいではありませんか……。
 しかし、今般の台鉄平渓線との観光連携キャンペーンにおけるポスターを眺めるにつけ、江ノ電側の主力として起用されているのは相も変わらず305F!! 運用に入っているとしても6回に1回しか来ない車両を、平渓線の全列車を担当するDR1000と同列に扱うとは誇大広告も良いところかも知れませんが (汗)、これもまた江ノ電の、305Fを末永くマスコット的存在として使い続けるという意思表示であると解釈したい……と思います。


ヤンゴン熱鉄記 (17) 平成筑豊101

2013-06-14 00:00:00 | ミャンマーの鉄道


 ヤンゴンの神出鬼没な日本中古DCといえば、平成筑豊鉄道101改めRBE2567が極めて濃いぃ運用に入っておりました。何とヤンゴンでは異例の単行で、ヤンゴン~バゴー間約70kmのほぼ中間にあたるダーバイン駅から枝分かれしたナゾの支線 (ランローイン支線) に入って行くという……。ヤンゴンにナゾ支線・運用が存在し、日本中古レールバスがその任に当たっているという話は、「インドネシア鉄の宴」の席上、いつもお世話になっております斎藤幹雄様から何となく伺っていたのですが、時刻表に載っているというものではないようで、出発前の下準備の段階では全く調べもせず気にも留めていなかったのでした。ところが何と……現地での活動2日目にキハ52で東大学へ向かう途中、トウチャウカリー駅到着直後に平筑がヤンゴンへ向けて発車して行ったものですから、頭の中は「朝ラッシュ時に全くヤンゴンに姿を現さなかったというのに、一体何処から降って湧いたのか?」と目が点に (汗)。



 その疑問は、翌日ヤンゴン朝800発のネーピードー急行でバゴーへ向かう際に氷解しました。急行列車の激しい揺れに恐れおののきながらも (笑)、何とな~くぼんやりと車窓を眺めていたところ、ダーバイン駅通過直後、突如支線との分岐点にて、ネーピードー急行の通過=本線に入るための信号切り換えを待つ平筑軽快DCを目撃してしまったものですから、もう頭の中は大フィーバー (爆)。「嗚呼……ここで突然臨時停車して欲しい……」と (^^;)。もっとも、そこで降りてしまっては、バゴー駅でのPDC激写は叶わなかったのですが、ド田舎の風景に囲まれた分岐点にてのんびりと佇む平筑の姿は一幅の絵画……。
 そんな平筑によるランローイン運用、ヤンゴンに来た以上必ず折り返すわけですが、勿論ナゾ運用ということで時間は分からず。しかし……撮り鉄の天・神・仏は我に味方せり! 滞在最終日、酷暑でヘロヘロになりながらも、飛行機の時間ギリギリまで沿線で撮影を続けていたところ、マンダレー方から現れた別の超特選列車 (連載最終回にご紹介します ^^;) をファインダー越しに追いかけていた背後から、しずしずとヤンゴンを発車した平筑登場!! いやー本当にラッキーでした♪♪
 しかし、如何せんナゾ運用ということで、活動初日、上りヤンゴン行きがやって来るはずの時間帯に沿線で撮影していても姿を現さず……(故に活動2日目に初めて運行の場合の時刻を知ったのでした)。また斎藤様によりますと、この支線は通常の民間人は乗車できないようですので……軍事政権バリバリの時代にこの運用を撮影するのも些か憚られたとのこと。ヤンゴンで単行のDCを見かけたら、少しばかり周囲の気配に注意した方が良いのかも知れません (私は結果的に何の問題もなく撮影できたのですが……^^;)。

晩秋関西鉄2012 (9) JR103阪和ブルー

2013-06-13 00:00:00 | 国鉄型車両


 秩父鉄道では現在、風前の灯火となっているスカイブルー1001Fの運用を週末限定で公開しているとのことですが、いっぽう形態の違いこそあれ、今のところ少々待てば国鉄通勤形スカイブルー電車が必ずやって来るのが阪和線です。とはいえ、そんな阪和線も最近はかなり雰囲気が変わりました……。関西のJR線は、大阪環状 (森ノ宮)・関西奈良 (奈良)・阪和 (日根野) といったテリトリーで数年前まで103系がジャンジャン活躍していたことから、ヨソ者から見ますと「関西=103系天国」の観すらあったのですが、さすがに103系も登場から半世紀。今や223系や225系の怒濤の新造と玉突き転配の繰り返しに加え、昨年のダイヤ改正では、日中鳳以南へ向かう列車が全て快速・区間快速に整理統合され、とくに4連の区間快速が223・225系の独壇場となってしまったことから、103系は天王寺~鳳間に極限され、しかも15分間隔に減便ということで、待てば必ず来るとはいっても以前と比べれば「余り来ねぇ……」感が増したのは否めない気がします (-_-;)。偶々205系1000番台の4連が間に入れば30分間隔ですから、これはもう阪和線103系すらギャンブルの域に入りつつ……。



 勿論、朝夕には鳳以南へ行く6連の区間快速が103系でそれなりに運行されますし、普通電車の本数も増えることから、日が長い夏場に朝から阪和線沿線で粘れば、今のところそれなりに103系天国を味わうことが出来るのも事実です。とはいえ、関東からですとおいそれと簡単に訪れるわけにも行かず、出張鉄する時間を確保したタイミングと好天が重なり、スカイブルーの103系を久しぶりに撮りたい……とふと思った時点こそが吉日。たとえ待ち惚けを食わされる可能性が大であるとは言っても、訪れないわけには行かないのです (^^;
 というわけで、河内天美からのバスを「浅香」にて下車し、数分間細いクネクネ道を歩いて行きますと……「橋のたもとに取って付けました」というだけに過ぎずうらぶれた雰囲気の浅香駅に到着~(^^;;)。期待通りの超ド順光の下、抜けるような青空とスカイブルー103系の組み合わせに酔いしれたのでした♪♪
 それにしても……奈良の車両もそうですが、低運非ユニット窓の103系は、さすがに傍目にも老朽化の極みに達しつつあり、かなり痛々しい気が……。とはいえ、このまま未来永劫のんびりと走り続けて欲しいとも思うものでして、なかなかフクザツな気分ですね……。あと、天王寺方に連結されているクモハ103 2500番台を順光で撮りたいのですが、こればっかりは夏至間際に来るべきなのでしょう。少なくとも、今度のダイヤ改正では日根野103系の動向に大きな変化が起こらないことを祈るばかりです。

江ノ電1500形を台鉄藍色塗装に化かす

2013-06-12 00:00:00 | 超妄想ウソ車両画像


 台北出張鉄シリーズはまだまだ続きますが、ここらで少々閑話休題 (^^;
 周知の通り、台湾鉄路管理局と江ノ電は去る4月に観光連携協定を結び、期間限定で使用済みの江ノ電「のりおりくん」及び「平渓線一日周遊券」を相手方窓口に持参した客に対し、無料でこれらの切符をプレゼントしてしまうという、何とも太っ腹なキャンペーンを展開しているわけですが (但しキャンペーン期間に発行されたものに限る)、果たしてどの程度の客が実際に券面を交換するかはさておき、少なくとも駅頭 (及び江ノ電車内) で大々的にポスターを貼って宣伝している以上、観光面でのアピール効果は相当大きいことが予想されます。とりわけ江ノ電は関東一円はもとより全国から観光客がワンサカと押しかけるわけで、その車内でレトロムード炸裂する九分の街の夜景や雄大な十分瀑布の写真を見せつけられれば、誰もが「台湾に行きたいワ~ン♪」(爆) という気分になることは言うまでもないでしょう。そして言うまでもなく、台湾においても《鎌倉・江之島》といえば極めて良く知られた存在。「もし余りにも多くの一日乗車券交換客が殺到したら、それこそ商売あがったりではないか?」と、商売っ気のないドシロウトは思わず心配してしまいますが、江ノ島駅の待合室に展示されている協定の正文を見てみますと、収入はもっぱら二の次。沿線観光のさらなる振興によって日台両国人民の友好を促進するという偉大な目標があるのです!



 というわけで、先日の台北訪問にあたっては、さっそく試しに江ノ電「のりおりくん」を「平渓線周遊券」に交換して日帰り平渓線ツアーに出掛けたかったのはやまやまですが、そもそも協定発効から日本を出発するまでの間に「のりおりくん」を購入して江ノ電をウロウロするヒマがなかったという……(-_-;)。しかも、まとまった時間を確保して台鉄に浸ることが出来たのも、最終日となった日曜の午後2時まで。台北近郊住民の観光客がワンサカと押しかける休日の平渓線にて、人をかき分けとんぼ返りするというのもイキな話ではありません (そもそも台北駅で朝7時台の区間車・羅東行に乗ったところ、スネ夫8連が観光客満載で笑いました……汗)。
 そこで、何とか来年3月までに必ず台北を再訪することを期しつつ、ようやく当面の多忙が去った先日、平日休みを使って超~久しぶりに江ノ電を訪れたのですが (具体的な撮影成果はまた改めて……^^;)、脳内に未だ濃厚な「台湾分」が充満している中で江ノ電の電車を眺めていると、ある妄想がムラムラと……。そう、折角江ノ電には「嵐電号」がある以上、台鉄との連携協定を記念した「台鉄号」もあるべきではないか?!と (超爆)。
 いったん愚の骨頂も極まる脳内妄想物質がネットリ・ギトギトと流出を始めた以上、もうフォトショップ・エレメンツの画面を凝視しながらマウスをシコシコといじる指先は止まりません (^-^;)。所要約1時間半程度で、藍色普通車テイスト炸裂の妄想塗装が完成です♪ 一応、張り上げ屋根部分をグレーとし、かつての旧型DCに近い雰囲気としたバージョンと、素直に張り上げ屋根部分も藍色にしたバージョンの2通りとしてみましたが、さてどちらがお似合いでしょうか? あ、でも……今の平渓線らしくするのであれば、DR1000の警戒色+ステンレスにしなければならないですかねぇ……(滝汗)。というわけで、DR1000も出演させるべく、2枚目の画像ではキャンペーン・ポスターのイラストをハメ込んでみましたが、遠近に合わせてイラストを変形させるワザがよく分かりませんので、超駄作ということで悪しからず (「イメージ」ですよっと……爆汗)。
 何はともあれ、とんだお目汚し大変失礼致しました (→わざわざ新しい記事カテゴリまで作っておきながら、何じゃこりゃ……? なお、このカテゴリはコメントも可ですので、ツッコミ歓迎です ^o^;;)。妄想に終わらず、実際にやって頂けると非常にウレシイのですが……藍色は併用軌道等で目立たないからダメ? (汗)

台北蒸し焼き鉄 (3) 釣掛2形式奇跡の並び!

2013-06-11 00:00:00 | 台湾の鉄道


 釣掛自強EMU300の麗姿を激しく連写して脳内が激しく興奮しつつも、とにかくすぐにEMU300に乗らなければ……と思い、すぐに後ろを振り向いた瞬間、ななな何と!さらなる衝撃的感動の極致な光景が……♪♪ 同時到着の基隆行き区間車 (各駅停車) は南アフリカ製の釣掛EMU400ではありませんか!! \(*^O^*)/ しかも台北近郊の区間車はスネ夫 (EMU700) の天下になっている中、釣掛EMU400が来るのはまたとない幸運……。そこで、とにかくEMU300に向かって走らなければと思うものの、この光景を撮らなければ死ぬまで後悔すると思いまして (大袈裟かも知れませんがマジで)、ええいままよ!と引き続き激写を重ねたのでした♪♪



 まぁそれもそもそも、腕時計を睨みながら「斗南行きEMU300の発車時間まで僅かながら余裕がある」と踏んだからでもありまして (汗)、激写の後は首尾良く乗車! 台北に到着するまで車内はスカスカですので、発車の都度デッキに立ち (台湾の釣掛自強は客室内の遮音効果が非常に高いです)、神々しさに満ちあふれた釣掛の轟音に心酔し、蛇行に入ってからはシートピッチが広く優雅な椅子にもたれかけて日式緑茶を口に含み、激闘の心地よい疲れを癒やしたのでした……!
 残念ながら台北からは大量に乗客が乗り込み (だからこその土日運転列車なのですが……)、デッキも通路も人で埋まったため、おいそれと発車時のみデッキに釣掛サウンドを聴きに行くというわけには行かなくなりましたが、板橋の先でトンネルから出るまではトンネル内に反響する釣掛音を車内で楽しみ、トンネルを出てからは緑濃き山々に囲まれた台北近郊の風景をゆったりと鑑賞したのでした……♪