地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

ベトナム国鉄ハノイ以北減便か……?

2016-06-09 00:30:00 | ベトナムの鉄道


 ベトナム国鉄公式HPの時刻表を眺めていますと、去る5月21日以後、ハノイ以北の以下の列車につきまして、表示されなくなっています……。

 ◆5HD4→5BL1→5BL2→5HD3
 →ソウル (漢城→首爾w) メトロ使用のドンダン (同登) 線冷房急行
 ◆HP4→HP3
 →ハノイ午前10時台着、夕方5時前発のハイフォン (海防) 線急行
 ◆QT1→QT4 
 →日中タイグエン (太原) 省まで往復する鈍行



 その真相は……単にHP上で時刻を更新しそびれているのか、それとも利用率が悪いため運休になってしまったのか、あるいはもっと他の理由(例えばソウルメトロ急行の場合、1両しかない電源車が壊れた、という類い) なのか……?? とにかく衝撃を禁じ得ないまま、近々その真相をちょっくら見に行って参ります。ま、満鉄客車の現行トリコロール塗装を拝めれば、一応それで目的達成なのですが……。もっともこれとて、ハロン (下龍) 線の三線軌条化がかなり進み、とりわけハロン駅は見事な三線軌条・複数ホームの豪華な駅に変貌していることから、何時メーターゲージ用客車に置き換えられるとしてもおかしくなかったりします……。

 しっかしまぁこの結果、ドンダンに往復する列車はハノイ朝7時発の1往復のみとなり……凋落が激しいですな (-_-;)。モスラ罐D8Eが牽引する、午前中にドンダンからザーラム (嘉林) に着くこの列車も既になく……。もしソウルメトロ急行に乗れなければ、昼間のザーラム駅で撮り鉄しようにも、ヒマ過ぎて撮り鉄には不向き……。ハノイ旧市街でもブラブラしますかねぇ……?
 ※西船junctionどっと混む様の画像によりますと、2両あるモスラ罐のうち1両は正面窓を改造されています。まぁ、そもそも見かけによらず出力が非常に低く超少数派のこの罐が現存すること自体が奇跡なのでしょう。

京王7000系の初夏 (下) 7777!

2016-06-08 00:00:00 | 都市民鉄 (首都圏)


 去る4月に高幡不動で京王7000系を撮って以来、にわかに内心で吹き荒れている7000系マイブーム……。既に30年以上前となってしまった登場時は、6000系と比べて今ひとつゴツくダサい印象のマスクに加え、基本的に各停用というということで、最新のステンレス車の割には随分と引っ込み思案な車両だなぁ~と子供心に思ったものですが (正確にそう思ったはずはありませんが ^^;、当時のモヤモヤ感をいま試みに言語化するとこんな感じか?)、それはまぁ所詮ガキの頃の話。今やギンギラコルゲートに中央貫通扉スタイルは、それだけでも神として崇拝する価値がありますが (笑)、加えてVVVF化と10連化によって、すっかり特急・準特急といった看板列車の主力に座り、ガンガン飛ばしているあたりに、運命の数奇さを痛感します☆



 とはいえ、今後新5000系が数本現れれば、7000系に余剰が生じることは必然……。そうでなくても、京王7000系はジワジワとLED化が進行中です……。というわけで、最近は京王沿線を訪れるとなるべく時間を確保して、少しでも7000系 (&都営10-000と10-300R) を撮り貯めようという方針でやっております。すると……7777が回送でやって来るというレアなシーンゲット!! もっとも、やはり特急の赤幕で撮りたいのもホンネですので、会心の一撮を達成するまでは何度でも駅ホームの先端に立たなければ……(^_^;

 いっぽう、現行ダイヤでは平日日中の新宿~高尾山口各停の半分が高幡不動で分断され、高幡不動から西では以前記事にしました通り6連で走り、東側では8連で走ることが多いようですが、8連運用であるならば他に8000・9000系も来るはず。それでも、私が待ち構えたタイミングで7000系コルゲート車が来てくれたのは、やはり嬉しいですね♪ もっとも、こんな感じで超まったりと7000系を撮るのも、幕のLED化がぼちぼち進んでいるだけに、実は今のうちなのかも知れません。

祝!東海バス全線フリーきっぷ誕生!

2016-06-06 16:06:00 | 濃いぃ路線バス&車両


 伊豆半島全体をカバーして、都市近郊輸送から岬の果てや山奥まで幅広く路線網を維持している東海バスグループでは、去る4月末から何と!一部の路線(コミバスや天城東急リゾートの受託便、そして高速バスなど)を除く全線で使用可能なフリーきっぷを発売!! しかも値段は、連続2日間用が3,900円、連続3日間用が4,600円ということで、東海バスの運賃を考えれば超!太っ腹なものとなっています……。何せ、西伊豆の基幹路線である修善寺~松崎線を1往復すれば、美味しく元を取ることが出来るのですから……!!



 かくも素晴らしい全線フリーきっぷの登場を見過ごしてネタにしそびれていたとは不覚の至りですが (^^;)、先日怪社の若手社員旅行の引率で久しぶりに伊豆の付け根あたりを訪れたのを期に、久しぶりに東海バスの公式HPを覗いてみたところ、かくも超絶なヲタ大興奮切符が発売されているのを知って鼻血沸騰……。何はともあれ、下田駅前で撮ったきりレタッチしていなかった南伊豆の二段窓車の画像を漁った次第です。
 しかし問題は……「東海バスは客が減って大変だ」とは言いながらも着実に新車による車両更新を進めており、加速度的にエルガミオを見かける機会が増えていることでしょうか。乗り継いだ先々でエルガミオばっかりだとしたら気分萎え萎えですから……。それだけに、なるべく早めにこのフリーきっぷを活用して、なるべく多くの路線を乗りつぶして撮りバスに励みたいものですが、そんなヒマは果たしてあるのだろうか……(ボソッ)。
 あと注意点として、主要駅に隣接した案内所での発売となりますので、余り朝早いと売っていないことでしょうか。概ね朝8~9時以後が案内所の営業時間で、年末年始は閉まるところもあるようですので、御用心、御用心……。

タイ国鉄激変前? (6) 10系風優等客車

2016-06-04 12:00:00 | タイの鉄道


 なるべく大きめにした窓がズラリと並び、実に優雅で圧倒的な雰囲気の2等座席車。元は1・2等合造だった? (BSC 1002)



 こちらは2・3等合造車。2等部分の窓が、上掲の車両よりも小さいのが特徴です。ウボン行き快速に連結。(BST 1008)



 オロネ10のタイバージョンと言って良い、優雅極まりないプルマン式2等寝台車。今後が危うい筆頭車種? (BNS 1054)



 一目瞭然の食堂車。チェンマイ行きなどは白人観光客であふれ、ナイトクラブと化すとか……? (BRC 1018)

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 かねてから出る出ると言われていたタイ国鉄の中国製・新型冷房客車は、駅にも完成予想図ポスターが貼られていながら全く現れる気配がなかったものですが、ここに来てネット上にて、中国中車長春で製造されたばかりのステンレス客車が営口港に運び込まれ、船積みを待つばかりとなっているシーンが出回るようになり、ついに来るものが来た……と感じております。現在タイ国鉄優等列車の主力となっている24~25m級の1・2等ステンレス客車も既に登場から20~30年経ち、決して新しいとは言えない中、既存のビードプレス付きステンレス客車の裾絞りボディの雰囲気を保ちながら、そこに中国25T系的な雰囲気も盛り込んだ新型客車は、客観的に言ってかなり美しく、客車として必要充分な機能を備えているものと思われます。
 というわけで、今後一斉に大量新造された新型客車がタイに到着したあかつきには、果たして新型客車単独で、増発分として用いられるのか、それとも非冷房の日本製・日本ノックダウン客車の置き換え用として用いられるのか、いよいよ気になるところですが……もし後者であれば、今日アップした日本10系風軽量客車の優等車は、来年の今頃には大きな駅の廃車置き場の新たな肥やしとなっているとしても不思議ではありません。個人的には、中国製新型客車はあくまで増発分として用いられ、今しばらくは日本風の非冷房客車と共存して欲しいものですが (運賃も全然違うでしょうし)、果たしてどうなることやら……。

東急恩田通信・7908F入場 (?) 編

2016-06-03 00:00:00 | 大手民鉄 (東急)


 日比谷線20m化計画に合わせて新造されるメトロ13000系の鋼体がぼちぼち目撃されている今日この頃。それに伴い日比谷線第二世代のメトロ03系や東武20000系列の大量廃車の波が忍び寄り、既に日比谷線から撤退して久しい東急1000系も相次いで池多摩線や地方私鉄へと転じているわけですが、そんな中でも依然として日比谷線第一世代の営団3000系や東急7000系 (初代) や7700系が走っているというのは、なかば奇跡に近いことでしょう。さすがオールステンレスは物持ちが違う……。
 しかし走り装置についてはさすがにガタが来ているようで、既に長電のクジラはかなり消えたほか、このたび福島交通でも7000系を東急1000系に一斉取り替えするとか……(福島市のインフラ関連予算に飯坂線車両取り替えのための補助金が盛り込まれ、飯坂線の車両限界に合致する東急の18m車を購入しなければ更新の機会を逃してしまうと明記されています)。ということは、現在恩田に残る1000系は、悉く福島に向かうことを意味しているのでしょう。



 というわけで、本当にご無沙汰になっていた恩田の様子を久しぶりに見物してきたのですが、既にテクノの特修場には上田6000や一畑などと同様の新しいマスクを付けた1000系の姿が見られ、桜水に運ばれるのも1~2ヶ月後といったところでしょうか? 屋外の1000系の留置状況は、前回訪れた際と余り変わらないような気がしますので割愛しますが、福島に14両売ったらもう残りの余剰車は恩田に残っていないように見受けられますので、こうして1000系転配の最後の動きが進みつつあると言えそうです。
 すると……今もなお池多摩線に残る7700系の置き換えは当分保留で、今後の7000系製造再開に俟つことになりそうですが、そのような動きは全く感じられない中、7908Fの3両が恩田に来ています。そこで、この3両は廃車ではなく入場と予想され、ピカピカになって雪が谷大塚に戻ることを期待せずにはいられませんが、考えてもみれば、こうして飯坂線で7000系ボディが消えようとしている中、本家東急で引き続き7000系ボディの車両が検査を受けるというのは、「事実は小説よりも奇なり」の世界を地で行っているような気がします……(勿論、下回りは全く違いますが)。果たして、この編成が7700系最後の検査入場車になるのか、それともこのまま廃車なのか、あるいは今後も7700系の追加入場があるのかどうか……刮目して待つことにしましょう。