~あらすじ~
夏合宿のため山深いキャンプ場へやってきた推理小説研究会の面々。
楽しいキャンプは山の噴火で一変。いあわせた3グループの学生たちは、
陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまう。その極限状況の中、出没する殺人鬼。
ひとり、またひとりとキャンプ仲間が殺されていく。
いったい犯人は誰なのか。そして現場に遺された「y」の意味するものとは?
~感想~
模範的なフーダニット。処女作でありながら、その純粋論理は見事な冴え。
挑戦状も付すフェアプレイぶりには賞賛を送りたい。
以下難点。
文章がてんでなってない。外国文学やらの引用が多く、およそ一般的ではない漢字や単語が頻発し、鼻につく。
人物造型に全く血が通っていず、セリフがどれもこれも宙に浮きまくり。
ヒロインがなぜ語り手にひかれたのかさっぱり解らない。
要(?)のダイイング・メッセージは、この世に解ける人間がいないと思わせるほどに理不尽。
ゲームブック感覚で読むことをオススメしたい。
99.5.21
評価:★★★☆ 7
夏合宿のため山深いキャンプ場へやってきた推理小説研究会の面々。
楽しいキャンプは山の噴火で一変。いあわせた3グループの学生たちは、
陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまう。その極限状況の中、出没する殺人鬼。
ひとり、またひとりとキャンプ仲間が殺されていく。
いったい犯人は誰なのか。そして現場に遺された「y」の意味するものとは?
~感想~
模範的なフーダニット。処女作でありながら、その純粋論理は見事な冴え。
挑戦状も付すフェアプレイぶりには賞賛を送りたい。
以下難点。
文章がてんでなってない。外国文学やらの引用が多く、およそ一般的ではない漢字や単語が頻発し、鼻につく。
人物造型に全く血が通っていず、セリフがどれもこれも宙に浮きまくり。
ヒロインがなぜ語り手にひかれたのかさっぱり解らない。
要(?)のダイイング・メッセージは、この世に解ける人間がいないと思わせるほどに理不尽。
ゲームブック感覚で読むことをオススメしたい。
99.5.21
評価:★★★☆ 7