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ミステリ感想-『海のある奈良に死す』有栖川有栖

1999年05月31日 | ミステリ感想
~あらすじ~
半年がかりで書き上げた長編が、やっと見本になった!
推理作家・有栖川有栖は、出版社で喜びに浸っていると、
同業者の赤星学が大きなバックを肩に現れた。
赤星は「海のある奈良へ行ってくる」と言い残し去るが、翌日、福井で死体で発見された。
被害者と最後に話した関係者として、有栖は火村英生とともに調査を開始する。


~感想~
紀行文? まったくの個人的な意見だが、どうもこのあたりからアリスは雲行きが怪しくなった。
細かい構成はさすがだが、ウンチクに頼り切ったトリックなど、本格魂をどこかに置き忘れてきたよう。


99.5.31
評価:★☆ 3
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