小金沢ライブラリー

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映画感想―『人形霊』

2008年01月16日 | 映画感想

~あらすじ~
森の奥深くに建つ人形ギャラリー。ある日、5人の若者が人形師のジェウォンからこの洋館に招待された。
館内には様々な人形が所狭しと並び、その精巧な美しさに5人は魅了される。そんな中、彫刻家のヘミは自分を以前から知っているという謎の少女ミナと出会う。
そして誰もが洋館の空気に得体のしれない不安を感じ始めた頃、首を切られた人形が発見され……。


~感想~
人形大暴れ。
どこから調達してきたと聞きたくなるような、人形に組み込まれたランプなどの異様な調度品がもう、それだけで不気味。
人形特有の無表情な怖さを生かした作品かと思いきや、残酷描写全開のスプラッタな暴れっぷりで意表をつく。
和製ホラーは理由のつかない恐怖と解決しない物語が名物だが、韓国ホラーは理由も解決もどんでん返しも付けてくれる。
終盤は除霊アクションになってしまい、怖さはどこかに消えてなくなるが、確かな演技力で損はしない作品に仕上がっている。


評価:★★☆ 5
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