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映画感想―『笑う大天使(ミカエル)』

2008年01月18日 | 映画感想

~あらすじ~
川原泉の人気漫画を実写映画化。
ごく普通の女子高生・史緒は、突然母親を亡くし、生き別れとなっていた大金持ちの兄・一臣と再会する。
兄の勧めで、渋々ながら転校することになった先は、由緒正しいお嬢様学園。そこは、根っからの庶民である史緒にとっては全くの別世界。
息の詰まる日々を送る史緒だったが、クラスメイトの和音と柚子も猫をかぶっていることを知り意気投合する。そんな矢先、学園で大事件が勃発する。


~感想~
メジャーではない(と思う)が熱狂的ファンを多く抱える川原泉作品。
姉の薦めで読んだ僕もファンで、その実写化とあっては見過ごせない。
前半は原作の忠実な再現で、「これならアニメでいいんじゃね?」と思うが後半にいたって一変。
『チャーリーズエンジェル』よりよっぽど『チャーリーズエンジェル』なアクションは、並の映画よりはるかにしっかりしている。やるじゃないか上野樹里。
惜しむらくはラスト、原作ファンにとっては自明のことを最後まで取っておき、今更のように明かして「サプライズです」と胸を張られても困る。読んでなくても気づきそうだし。
原作つきということで、予定調和の部分も楽しむのが吉。原作ファンならそこそこ納得できるのでは。


評価:★★★ 6
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