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映画感想―『ショーン・オブ・ザ・デッド』

2010年01月06日 | 映画感想

~あらすじ~
ロンドンに暮らすショーンは、親友のエドとパブに入り浸るばかりの冴えない毎日を送っていた。そんな彼に長年の恋人リズもついに愛想を尽かしてしまう。このままではいけないと自覚したショーンは、リズとよりを戻すため、これまでのだらしない生活を改めようと決意する。ところが、ショーンが恋人のことで頭がいっぱいになっている間に、街にはゾンビがあふれ、人々を次々と襲っていたのだった。


~感想~
あの『ホットファズ』の監督と主要キャストによるゾンビ映画。こちらも『ゾンビーノ』と同じくプロット自体はいたって普通のゾンビ映画なのだが、たった2つの要素を付け足すことで、誰も見たことのない映画に変貌している。
その要素とは「史上最弱のゾンビ」と「主人公がバカ」の2つである。
まずゾンビは非常に動きがとろく、相当接近しないと攻撃されないのは当然として、バットや傘はもちろん投げたレコードでもダメージが入る有様。そして主人公はといえば、そのレコードを投げる際に「それは大事なレコードだから投げるな!」とか「それは投げていい」と吟味してしまう能天気さ。
世界が滅亡の危機にひんしても「パブに逃げ込めば酒飲み放題」と遊ぶことしか考えず、QUEENの曲にあわせノリノリでゾンビをしばいたりと最高のバカさ加減。
『28日後…』シリーズでもつくづく思ったが、イギリス人はひょっとしてアメリカ人よりバカなんじゃなかろうかとの思いを強くした。


評価:★★☆ 5
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