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映画感想―『ベッドタイム・ストーリー』

2010年01月21日 | 映画感想

~あらすじ~
独身中年のスキーターは、幼い甥と姪を寝かしつけるためにオリジナルのおとぎ話を語って聞かせる。もちろん主人公は自分自身。気に入った子供たちが話に割り込み、ストーリーを引っかき回すと、おとぎ話が不思議なかたちで現実に起こり始めた。


~感想~
実にディズニー映画らしい作品。荒唐無稽な設定をうまく活かし、童話ならばただ純粋で真面目なだけな性格に描くだろう主人公に、お調子者の軽い男を配し、きわめてテンポの良い物語に仕上げて見せた。
問答無用のハッピーエンドになるのは当然ながらも、ほとんど無敵の万能な魔法でたどり着けるのは夢の一歩手前まで、結局最後に夢をかなえるのは自分の力だという教育的な(?)配慮も示し、隙が見当たらない。
まさしく大人から子供まで万人が楽しめる娯楽作品である。


評価:★★★ 6
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