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ミステリ感想-『地球人類最後の事件』浦賀和宏

2020年02月15日 | ミステリ感想
~あらすじ~
無実の罪で逮捕された八木剛士。自分を罠にはめた相手には逃げられ、彼が頼りにしたのは松浦純菜だった。
そして訪れる最後の戦いと、地球人類最後の事件。


~感想~
シリーズ第8弾。
読者にはAだと自明なのに、なぜかBだと思わせようとするミスリードが行われ、なんの意味があるのだろうと戸惑っていたらやや意外性のあるCが現れた。少しは驚かされたがそれほど騙してやろうという意図はなさそうで、そういえばAもいちおう意外性があったのだが、たぶんそうだろうなと匂わせる描写があったので効果はなかった。
ネタバレを避けて書いたので意味不明だろうが、読めばわかるし、大した仕掛けではないので期待する必要もない。
ストーリーは最悪の展開を起こし、いよいよ次回で完結。もうバッドエンドしか見えないがどんな結末を迎えるのかは楽しみである。


20.2.14
評価:★★☆ 5
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